動物生態学研究室

立教大学理学部 生命理学科
立教大学大学院理学研究科 生命理学専攻

当研究室では主に鳥を対象に、行動生態学的研究を行っています。 行動生態学とは、動物が野外で生きていく上で、どのように行動すればうまく生き残り、 繁殖して子孫を残していくかを研究する学問分野です。春~夏の鳥の繁殖期には学生のほとんどは野外に出ていますが、 秋から翌年の春までは活発にゼミや研究会、勉強会をしています。 鳥ゼミも含め、鳥に興味を持つ人には公開していますので、研究者でない方も、気軽に遊びに来てください。

new!209回鳥ゼミ

大寒を迎え、一年で最も寒い季節です。風邪などひかれてませんか?今回は横浜の林暁央(はやしとしを)さんにキジの鳴き声の話をして頂きます。

題目: 雄キジの鳴き声の地理的変異
演者: 林暁央
日時: 2012年1月21日(土) 18:00-21:00
場所:理学部13号館1F会議室 (キャンパスマップ)

本研究は地域によって鳴き声に違いがあるか。あるとすればどのように異なるのかを解明することを目的とする。鳴き声の内「ケーン、ケーン」というCrow callの地理的変異を調査した。キジは放鳥により雑種化して、亜種区分(地域差)がなくなっているといわれている。しかし地域により気候・地勢が異なる上、キジ社会の文化も異なるかもしれないので地理的変異はあるという考えで調査を進めた。そこで亜種区分の地域を含む岩手、東京、神奈川、静岡、三重、兵庫、熊本の7地域で調査した。収集した鳴き声を個体識別できた音響構造のパラメータを使って主成分分析した。さらにマンホイットニーのU検定も使用して検証した。鳴き声には地理的変異があり、キジ亜種分布とは一致していなかった。また、鳴き声には方言があり、その構成要素は鳴き方の「速度」と「型」であるということが判明した。

終了後に、懇親会をいつもの持ち寄りスタイルでおこないます(持ってくるもののない人は会費:1000円)。 手作りのお料理歓迎です(澱粉質のボリュームのあるものがよい)。また昨今は、若い人はあまりお酒を飲まないので、 強い酒よりはビールやワイン、ソフトドリンクの方が人気があります。

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