動物生態学研究室

立教大学理学部 生命理学科
立教大学大学院理学研究科 生命理学専攻

研究内容

研究者

動物の行動や社会の研究は「トゲウオはなぜ赤いものに反応するのか」とか、「犬はなぜ尻尾を振るのか」に始まるローレンツの古典動物行動学から、いまや大きく発展しています。ある動物が示す行動や社会が、どのような適応価を持って進化してきたのかを解明するのが行動生態学(社会生物学)です。研究室の基本テーマは鳥類を材料とした行動生態学です。父性判定や性判定、個体群の遺伝構造などに関するDNA解析の手法を積極的に取り入れて、研究を進めています。

基本的に研究室で行われている研究は、枠にとらわれず、自らが面白いと思ったテーマを学生が独自に選び、単独で行っていますが、チームを組んで共同生活しながら研究することもあります。また、多くの学部生は院生の指導の下、同じフィールドで調査することが普通です。これまで、鳥類の繁殖生態をメインとして、魚類・昆虫・ヒト・哺乳類などを対象に様々な研究を展開してきました。一例を紹介すると、カッコウ―宿主間の進化的軍拡競走、メボソムシクイの系統地理学的研究、希少鳥類の繁殖生態および社会構造、さえずりや警戒声による個体間の音声コミュニケーションなどです。これまでに行われてきた研究テーマの詳細は、メンバーページにある各人の研究テーマを参考にして下さい。鳥学会の鳥学通信に掲載された研究室紹介もご覧下さい。

また、我々の研究内容が、国内外のテレビや新聞などで紹介されることもあります(参考リンク:NHK「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」ウェブサイト 3羽?分身!謎の鳥火の鳥 森をダイブ、R25ウェブサイト スズメ記事など)。

*私たちの研究に国境はありません(これまでの調査地)!
View Field study sites of Lab. of Animal Ecology, Rikkyo University in a larger map


配属希望の学生・PDの人たちへ

基本的にうちの研究室でやっていただくことはフィールドワーク(プラスDNA解析)だと思ってください。私は鳥が専門ですが、他の脊椎動物でも、自分で材料とテーマ設定をするなら、好きなものをやっていただいてかまいません。野外調査には体力と熱意が大切です(もちろん頭も必要です)。真夏の炎天下で夜明けから、日没まで鳥を追っかけることができるかどうかをまず考えてから、来るかどうかを決めて下さい。体力に自信がないけど、実験系、理論系なら得意という人も歓迎です。

>>配属を希望する学部生・院生へ(上田教授より)

卒業研究や大学院研究のテーマについては、なるべく早めに相談して下さい。
どうしても研究してみたい動物であれば、希望する対象動物を研究対象にできるように考慮します。研究しにくい動物もいますが、本人のやる気と現実性の兼ね合いで決めましょう。

せっかく青春をかけて取り組むのだから、自分の好きなことをやるのが一番です!
・・・けれど、釣りが好き、バードウォチングが好き、動物番組を見るのが好き、アウトドア活動が好き、といった軽薄な感覚の者は行き詰まって挫折することが多いと思います。 ⇒研究と趣味は別物であると自覚して下さい。

自分でやりたいと言ってはじめたテーマで失敗しても責任は自分で取ること!
しかし!与えられたテーマを与えられた方法でやるだけでは、他人に顎で使われる低級な職人しか育ちません。失敗を恐れず、新しいテーマを目指すような気骨を学生諸君には大いに期待しています!

基本的に卒業研究・修論研究で、手取り足取りの事細かな研究の助言は行いません。
最大限、学生諸君の自主性を尊重したいと思います。 敷かれたレールの上でのルーチン作業ではないので、自分で思考し、研究を組み立て、遂行できる能力を養うことが要求されます(これがいちばんつらい?)。

自主性を尊重するとは言っても放任主義ではないので勘違いはしないように!
テーマ設定から論文作成まで私は相談には乗りますが、手取り足取り教えることはしません。その意味で、かなり”しんどい”研究室だと思って下さい。"楽"をして卒業したいと思う人”には、もっとも避けるべき(?)研究室です。とにかく自分の頭で考えて、積極的に学問に取り組んでくれる学生を求めています。

>>PD(ポスドク)・研究員・留学生へ

当研究室は首都圏に位置していることから、他大学・研究者との交流も盛んで、幅広い視点を持った研究を進める上では最適な環境にあります。また、研究室に所属する学生・院生数も多く、将来必要となる指導者としてのスキルも得ることができます。毎年、国内だけでなく海外からも受け入れ先としてのオファーがあり、基本的に、所属希望の申し出は全て受け入れているので、まずはメール(指導教官:上田恵介)して、相談してみてください。

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