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立教生による講義レポート!


【コミュニティ福祉学部】 生命倫理
担当:空閑 厚樹 講師
コミュニティ福祉学科3年次  朝妻 優子

 


 生命倫理と聞くと、みなさんは何を想像しますか?「難しそう」「専門家が考えること」それとも「聞いたことがない」。その印象は様々だとは思いますが、自分とは遠いもの、関係のないものだと感じている人が多いのではないでしょうか。でも実は、そんなことないのです。

 例えばもし、あなたの祖父あるいは祖母が入院したとして、医師から人工呼吸器をつけるようすすめられたら、本人に代わって、あなたがその決断をすることができるのでしょうか?例えばもし、友人から「妊娠してしまった。でも子どもは産みたくない。中絶したい。」と相談されたら、あなたはその友人に何を言うことができるのでしょうか?そして、あなたの意見は相手にどんな影響を与えるのでしょうか?

 「命」というものを意識したとき、あなたが何を思い、どう決断して、どう行動に移すか。「命の重さ」に直面したとき、あなたはその命に対して、何をすべきで、何をしてはいけないのか。これらの根底にあるものは、あなたが今までの経験から見出した「命に対する考え方」です。生命倫理とは、この「命に対する考え方」から目をそらさず、自分が命に向き合ったときの立場を探求していくプロセスだと思います。

 

   

空閑厚樹先生
授業風景

 


  授業で扱う事例は、決して軽いものではありません。授業を受けている学生は、常に悩み、揺れ動き、迷いながら自分の考えを導き出しています。それでも、私たち一人一人が命ある存在として、他の命ある存在とともに生きていくのならば、これ以上に価値のある迷い、悩みはないと、私は思っています。

    

 


↑ 授業後半に行われたディスカッション。
それぞれのグループを回り、意見交換をする空閑先生。

    
コミュニティ福祉学部ホームページはこちら>>

取材日:2005年12月2日(金)13:10〜14:40
教室: 新座キャンパスN213教室

授業概要

【ねらい・授業内容】
本講では、「生命」をめぐる現代社会の状況を扱う。一般に「生命倫理」の領域において議論されている問題群―クローン人間、生殖補助医療、安楽死、臓器移植など―を論点とするが、倫理的妥当性を問うことだけではなく、そこで自明とされている人間観・社会観を批判的に検討する。また資料に基づきながら現状に対する理解を深め、学生各自の意見形成を促していくことを本講のねらいとしている。

【授業計画】
1.バイオエシックスの定義と成立背景
  1−1.人間観(人権と人間の自由)
  1−2.社会観(歴史・政治・経済的背景)
2.欧米におけるバイオエシックスの議論と日本社会における議論の相違点
  2−1.死生観             
  2−2.宗教観             
3.バイオエシックス(生命倫理学)の諸概念
  3−1.生命の質と神聖性(SOLとQOL)
  3−2.自己決定(人生観 健康観)

4.現代医学の問題とバイオエシックス
  4−1.「生」をめぐる諸問題
  4−2.「死」をめぐる諸問題

 


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