【ねらい・授業内容】
本講では、「生命」をめぐる現代社会の状況を扱う。一般に「生命倫理」の領域において議論されている問題群―クローン人間、生殖補助医療、安楽死、臓器移植など―を論点とするが、倫理的妥当性を問うことだけではなく、そこで自明とされている人間観・社会観を批判的に検討する。また資料に基づきながら現状に対する理解を深め、学生各自の意見形成を促していくことを本講のねらいとしている。
【授業計画】
1.バイオエシックスの定義と成立背景
1−1.人間観(人権と人間の自由)
1−2.社会観(歴史・政治・経済的背景)
2.欧米におけるバイオエシックスの議論と日本社会における議論の相違点
2−1.死生観
2−2.宗教観
3.バイオエシックス(生命倫理学)の諸概念
3−1.生命の質と神聖性(SOLとQOL)
3−2.自己決定(人生観 健康観)
4.現代医学の問題とバイオエシックス
4−1.「生」をめぐる諸問題
4−2.「死」をめぐる諸問題