授業科目(2010年度)


研究・教育活動

近代思想がとりくんできた重要課題である、利己的情念(エゴイズム)論の統御(情念指導)、共感能力の形成、認識能力の形成をめぐる諸問題に注目して、近代教育思想(特に、ルソー、エルヴェシウス、ドルバック、サン=ランベールを中心とした17・18世紀フランス語圏の教育言説および道徳論、コンディヤックを介したロック哲学のフランスにおける受容と展開)を検討している。

また、思想史研究の成果をレンズとして利用しつつ、現代の教育問題の分析・検討を試みている。

現実の人間を作り出しているのが社会における諸関係である以上、教育の問題を学問的に吟味するためには、広く人間の社会・文化についての認識とともに、多様な価値観を相対化する態度、バランス感覚が必要である。

講義、演習を通じて、学生が批判的思考という哲学的態度に習熟できるよう、特に配慮している。


略歴

1989年3月 早稲田大学第一文学部哲学科人文専修卒業

1991年3月 慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程(教育学専攻)修了

1994年3月 同大学大学院同研究科博士課程(教育学専攻)単位取得退学

1990年4月 東京女子学院中学校非常勤講師(〜1992年3月)

1992年4月 日本学術振興会特別研究員−DC(〜1994年3月)

1993年10月 創価大学通信教育部非常勤講師(〜1994年11月)

1994年4月 日本学術振興会特別研究員−PD(〜1997年3月)

1996年4月 帝京大学文学部教育学科非常勤講師(〜1999年3月)

1997年6月 慶應義塾大学より「博士(教育学)」の学位を取得

1999年4月 日本女子大学人間社会学部教育学科非常勤講師(〜2000年9月)

1999年4月 立教大学文学部教育学科専任講師

2001年4月 立教大学文学部教育学科助教授

2008年4月 立教大学文学部教育学科教授

学会・社会的活動

教育哲学会
教育思想史学会
フランス教育学会
日本18世紀学会


研究業績(リンク:PDF表示)


坂倉 裕治 / SAKAKURA Yuji