幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする。
1970年、短期大学幼児教育科の開設に伴い、同年10月短期大学附属愛児研究所天使園として開園しました。2002年に幼児教育研究所天使園と名称を変更、2008年に認可を受け附属幼稚園天使園となり、現在に至っています。
「幸せな人生を歩んでほしい」 これは全ての大人が子どもに抱く願いです。では、幼児期にどのような生活を過ごすと、子どもたちは自分の人生を自分の足で歩けるようになるのでしょうか。
幼児期の発達には特徴があります。まず第一に身体の機能が著しく発達します。それから同世代の仲間を求めるようになり、社会性が芽生えます。自己を主張するばかりではなく、他者とのかかわりのなかで関係を調整することも覚えます。また、直接的な経験を通して知的好奇心が広がります。このような発達特性を大切にし、伸ばしていくことが、幼児期にふさわしい生活であると私たちは考えています。
そこで大切にしているのが「遊びを中心とした生活」です。仲間と群れて遊ぶことによって、子どもは発達に必要な経験を積み重ねていくのです。
「遊びを通して子どもを育てる保育」とは、ただ子どもの遊ぶのに任せる保育ではありません。子どもが自分なりの課題をもって行動できるように教師は環境を整えます。そして「人とかかわる力」や「考える力」を伸ばすために、教師はしっかりと子どもたちを理解し、タイミングよく手助けします。
子育ては大変です。しかし、同時に楽しいものです。共に歩く専門家や仲間がいればその喜びはさらに膨らむでしょう。幼児期に、丁寧に「手」をかけ「心」を傾けてやれば、やがて子どもたちは自分の道を自分の力で歩く人に育っていきます。
丁寧で温かい教育を、私たちは目指しています。
天使園は短期大学の附属幼稚園です。さまざまな特色がありますが、なかでも短大との連携は他園に類を見ないものでしょう。短大の美術専門教員が木工や陶芸の指導にあたったり、音楽専門教員がプロの演奏家を招いて演奏を聴かせてくれたりと、本格的内容を子どもにあった形に工夫して体験しています。さりげなく本物に触れる経験がそこにはあります。
さらにさまざまな専門性の短大教員による、保護者対象の講演会である「子育てセミナー」などもあります。発育発達の専門家が、個別にお子様の育ちについて相談に応じることもできます。また、学生の生きた学びの場ともなっており、学びのための観察、学修成果の発表などの機会も多く、子どもにとっても楽しいふれあいが多くなっています。
一方、短大をはじめとした各種研究活動に協力することも重要な役割のひとつです。本学はもちろんのこと、他大学の研究や卒業論文、学位論文にも協力しています。
短期大学その他の研究に協力するだけでなく、天使園では毎年、保育の質の向上や、教員の資質向上を目指して、園内研究を行っています。2009年度は、園庭に設置する大型遊具が子どもの遊びや生活にどのような影響を及ぼすかについて研究しました。講師の先生をお招きして、保育について考え学び合う機会も大切にしています。多くの研修会に参加し教員の資質向上に努めています。
2008年度に、短期大学の教員とともに取り組んだ保育実践の内容を、2009年5月に開催された「日本保育学会第62回大会」にて研究発表しました。テーマは「身体から始まる表現-感じる・つくる・響き合う」です。
| 1970.10~1984.03 | 酒向 誠 |
| 1984.04~1986.03 | 名取 多嘉雄 |
| 1986.04~1988.03 | 岸本 弘子 |
| 1988.04~1990.03 | 高橋 洋代 |
| 1990.04~1994.03 | 岸本 弘子 |
| 1994.04~1997.03 | 水澤 政雄 |
| 1997.04~1999.03 | 秋山 佳範 |
| 1999.04~2006.03 | 河邉 貴子 |
| 2006.04~2010.03 | 鈴木 隆 |
| 2010.04~ | 田代 幸代 |
天使園のさまざまな運営に関して、協議・決定する機関として設置されています。
| 短期大学学長 | 若林 一美 |
| チャプレン | 中村 邦介 |
| 園長 | 田代 幸代 |
| 短期大学教員 | 須永 美紀 |
| 専任教諭 | 塚本 由佳 土方 恵子 春日 禄湖 矢口 香里 |