小さな街をひとつの船に乗せて、世界を旅する『飛鳥II』には、こうした非日常的な空間がぎっしりと詰まっています。そんな空間内での私の仕事場は、船内ショップ。接客・販売を中心に、商品管理や積み込み作業、寄港地での買いつけ、オプショナルツアーのアテンドなど、幅広い業務に携わっています。
華やかそうに見える仕事ですが、大変なことも多々あります。3ヶ月以上の連続勤務となるため、家族や友人といつでも連絡が取れるというわけではありません。また、限られた空間の中で、同じスタッフと毎日顔を合わせるわけですから、人間関係の難しさを痛感することも。入社してわずか数週間後には、世界一周クルーズにシンガポールから研修生として乗船したのですが、3ヶ月乗船して船に慣れ、休暇に入ってすぐは陸酔(おかよ)いにも苦しみましたね。
けれども、もともと海外とつながりのある仕事、接客関連の仕事に興味を持っていた私にとって、接客をしながら世界を旅することができる『飛鳥II』はまさに夢のような空間。お客様とは、同じ船内で長い旅をご一緒させていただくため、一回のクルーズでたくさんの方々と顔見知りになります。お声をかけていただくたびに、接客という仕事の奥深さ、やりがいを感じますね。また、飛鳥IIには、外国人クルーも多く乗船していますので、英語力や国際感覚も磨かれます。
立短での2年間は、本当に毎日が充実していました。2年という限られた時間だったからこそ、集中して学業に取り組むことができたと思いますし、先生方も、ひとりひとりと真剣に向き合ってくださいました。英語の授業では、アルファベットの発音から今一度しっかり学び、ディベートの授業では自分の意見を英語で発表。一緒に仕事をしている先輩から、発音や英語力を褒められることがあるのですが、こうしたスキルはまさに立短時代に身につけたものなのです。
立短の卒業生であることは、私の誇り。温かみのある校風、そして学び。すべてが今の私につながっています。
23区内にあって、交通も便利。それでいてとても静かな空間で学生時代を過ごすことができるなんて、とても贅沢なこと。緑も多く、キャンパス内に入ると、すうっと気持ちが落ち着くんです。クリスマス礼拝や、学園祭など、行事もたくさん。きっといい思い出になりますよ。
入学式当日が、友人を作るチャンス。席が近い子とは自然と仲良くなり、2年間を共に過ごしました。今は皆、別々の道を歩んでいますが、時間を合わせて会ったりしています。一生付き合っていける友人たちと出会えたこと。これも立短での私の大きな財産です。