米田 春奈 さん
東京から約7,860㎞離れた南オーストラリアに位置するアデレードという異国の地での生活は、何もかもが新鮮で、多くのことを体験することができました。言葉の壁やカルチャーショック、ホームシックなど様々な困難もありましたが、素晴らしい1カ月間を送れたと同時に、オーストラリアの生活や文化に触れることによって日本を再認識することができました。
私にとって留学とは、昔から叶えたかった夢でした。高校生の時に留学に行くチャンスを逃してしまったので、今回のアデレード研修は大きな期待と希望で迎えました。アデレードは海や丘など自然が豊かで、空が近く、親切で明るい人々が住む素敵な街でした。平日は大学に通って毎日出る宿題や課題をこなし、買い物や動物園・美術館に行ったり、休日にはホストファミリーと出かけたり仲間とプールで泳ぐなど、変化に富んだ楽しい毎日でした。
私のホストファミリーになってくれたお父さんやお母さんは、朝6:30までには家を出て仕事に向かい、遅くても17:30頃には帰宅する生活を送っていました。お店も夕方5時には閉まってしまうところが多かった為少し不便でしたが、私が帰宅した時に家族が「おかえり」と出迎えてくれ、そしてみんなで一緒にご飯を食べられるというのはとても素晴らしいことだなと思いました。
もう一つ驚かされたのは、現地の人同士の交流です。バスの中でお互い顔見知りではないであろう人たちが普通に会話をしていたり、カフェの店員さんとお客さんが楽しそうに話していたり、すれ違った人同士が目があった時に軽い挨拶をしたりなど、東京ではなかなか見ることのできない素敵な光景を多々見ることが出来ました。
でも、英語でコミュニケーションをとるということは、私にとって安易なことではありませんでした。自信がない分会話が続かなかったり、伝えたいことが言えなかったり、何度ももどかしい思いをしました。でも、話すことに関しては途中からだんだんと楽しさに変わり、最後の方では自分から話しかけたり質問ができるようになりました。ただ、私の中で最後まで克服できなかったことは、質問に対して、“so-so”など曖昧に答えてしまうことです。アデレードの人たちのように、yesかnoをはっきりとさせ、自分の意見をきちんと伝えることができたら、更に会話を楽しむことができると思うので、帰国した今、日本語でも英語でも曖昧な言葉をなるべく使わずに自分の気持ちや意見を言えるように努力しています。
今回この研修に参加して、行ってよかったなと心から思っています。英語の上達だけでなく、日本では学べなかったことを学び、自分を見つめ直すことも出来ました。もしこの研修に参加していなかったら、こんな充実した素晴らしい体験は出来なかったと思うし、この研修だったからこそ得たものばかりだと思います。今でも写真を見ると、アデレードで過ごした日々が恋しくなります。自分の意識を変えるきっかけとなってくれたこの一ヶ月間のことは一生忘れません。この研修に行かせてくれた家族や、受け入れて下さったホストファミリー、先生方や友達に感謝したいです。そして、今回学んだ数々のことをこれからの学校生活、普段の生活、そして将来に生かしていきたいと思います。