月本昭男 学術業績

(2016年3月現在)

[著書]<単著書>

    01.Untersuchungen zur Totenpflege (kispum) im alten Mesopotamien, Neukirchen-Vluyn, Neukirchner Verlag, 1985, 260 S.

      概要:楔形文書資料に基づく古代メソポタミアの死者供養の研究

    02.『目で見る聖書の時代』日本基督教出版局 1994年10月25日 総頁128頁

      概要:最近の聖書考古学の成果と時代史を踏まえて,古代イスラエルの歴史,生活,宗教などに関する36項目を平易に解説

    03.『ギルガメシュ叙事詩』岩波書店 1996年1月30日 総頁387頁

      概要:アッカド語の「ギルガメシュ叙事詩」を原典から翻訳し訳注を付す.100頁におよぶ解説はこの叙事詩の伝承経過,主題,文化史的背景,旧約聖書聖書との関係などに触れる.

    04.『創世記注解 (1):1章1節〜11章26節』日本基督教出版局 1996年4月

      概要:創世記の冒頭,原初史と呼ばれる部分(1章1節〜11章26節) の文献学的・宗教思想史的注解.

    05.『創世記』岩波書店 1997年3月

      概要:創世記原典の翻訳に脚注を付し,解説を加える.

    06.『エゼキエル書』岩波書店 1999年12月〔2006年増刷〕

      概要:エゼキエル書原典の翻訳に脚注を付し,解説を加える.

    07.『詩篇の思想と信仰(1) 』新教出版社 2003年6月

      概要:詩篇1〜25篇の注解.本文試訳,訳注,構成・主題・背景,思想と信仰からなる.

    08.『悲哀をこえて ──旧約聖書における歴史と信仰──』教文館 2005年12月

      概要:過去5年になされた講演のなかから5つを選んで編集した講演集(古代オリエントと旧約聖書/旧約聖書聖書に見る戦争と平和/歴史と信仰──預言者ホセアに学ぶ──/悲哀をこえて──預言者エレミヤの生涯と信仰──/旧約聖書と現代──神教は暴力的か──)

    09.『詩篇の思想と信仰 II 第26篇から第50篇まで』新教出版社 2006年6月

      概要:詩篇26〜50篇の注解.本文試訳,訳注,構成・主題・背景,思想と信仰からなる.

    10.『古典としての旧約聖書』聖公会出版 2008年2月

      概要:第1回聖書フォーラム(日本聖書協会)で行われた講演「古典としての旧約聖書」、日本旧約学会での公開講演「原初史の主題」など、過去3年間に行われた5つの講演を収める.

    11.『古代メソポタミアの神話と儀礼』岩波書店 2010年2月

      概要:第1部「神話世界」、第2部「宗教儀礼」、第3部「預言と文学」からなり、 各部とも4点、都合12の論考を収める論文集。

    12. 『詩篇の思想と信仰 III ──第51篇から75篇まで』新教出版社 2011年4月1日 総頁351頁

    13. 『詩篇の思想と信仰 IV ──詩篇76篇〜100篇』新教出版社 2013年12月

    14. 『旧約聖書に見るユーモアとアイロニー』教文館2014年1月  総頁150頁 

    15. 『この世界の成り立ちについて──太古の文書を読む──」ぷねうま舎  2014年3月  総頁216頁 


[著書]<編著・共著書>

    01.『聖書の世界』光文社文庫 1987年12月20日 総頁197頁 (1993年6月25日 第10刷) (執筆監修)

      概要:古代イスラエルの歴史と風土を踏まえた聖書の思想の特質を概説

    02.『宗教と寛容』大明堂 1993年3年30日 総頁362頁 (共編:竹内整一)

      概要:世界の諸宗教における寛容と非寛容の問題を主題とし,宗教間の対話の可能性を探る論文集

    03.月本昭男編『創成神話の研究』リトン 1996年4月 総頁404頁

      概要:世界の創成神話に関する論文集(執筆者12名)

    04.『聖書の風土・歴史・社会』(現代聖書講座第一巻[木田献一・荒井献監修]) 日本基督教団出版局 1996年9月 総頁406頁(共編:小林稔)

    05.『宗教学を学ぶ』有斐閣 1996年10月 総頁325頁(共編者:井上順孝・星野英紀)

    06.『古代イスラエル預言者の思想的世界』新教出版社 1997年3月 総頁337頁(共編:金井美彦・山我哲雄)

    07.『ルツ記・雅歌・コーヘレト書・哀歌・エステル記』岩波書店 1998年9月(共訳:勝村弘也)

      概要:旧約聖書原典・メギロートの翻訳に脚注を付し,解説を加える.

    08.『日本人と聖書』(鈴木範久監修) 大明堂 2000年3月(共編者:佐藤研)

      概要:日本における聖書の受容と思想・文学・教育などの分野での影響を多角的に探究した論文集

    09.『歴史を問う2』岩波書店 2002年6月(編著)

    10.〈監修〉『図説・地図とあらすじで読む聖地エルサレム』青春出版社 2005年11月

    11.『知の礎──原典で読むキリスト教──』聖公会出版 2006年(共著者:鈴木範久・佐藤研・菊池伸二・西原廉太)

    12.『図説 聖書』 学習研究社 2006年6月(共著者:山吉智久・山野貴彦)〔2008年に台湾で中国語訳刊行〕

    13.〈監修〉『図説・聖地エルサレム』青春出版社 2006年12月〔2009年10月、青春新書として改訂版刊行〕

    14.『エロヒム歌集──詩篇第42篇〜第72篇講義──』 教文館 2008年11月(共著者:高橋三郎)

    15.『図説 聖書の世界』 学習研究社 2008年5月(共著者:山吉智久・山野貴彦)〔2006年刊『図説 聖書』の改訂版〕

    16.〈監修〉『地図と写真で読む聖書の世界』 日経ナショナルジオグラフィック社 2008年10月

      概要: Jean-Pierre Isbours, The Biblical World. An Illustarated Atlas, National Geographic, 2007 の日本語版

    17.『エン・ゲヴ遺跡 発掘調査報告 1998〜2004』 リトン 2009年3月 285頁(共編者:長谷川修一・小野塚拓造)

      概要:月本が団長をつとめたイスラエル・ガリラヤ湖東岸の遺跡エン・ゲヴの発掘調査報告)

    18.〈監修〉『面白くてよくわかる聖書』アスペクト 2010年2月

    19. 『キリスト教をもっと知りたい』学研 2011年3月

    20. 〈監修〉長谷川修一著『旧約聖書の世界と時代』(日本キリスト教団出版局、2011年9月)

    21. 〈監修〉平山郁夫シルクロード美術館・古代オリエント博物館編『メソポタミア文明の光芒──楔形文字が語る王と神々の世界』(山川出版社、2012年11月、執筆監修)

    22. 「内村鑑三──神への信頼に生きた上州人──」(共著:山下智子編『群馬のキリスト者たち』聖公会出版、2012年9月、11-20頁)


    [学術論文]

    01.「古代イスラエル宗教の源流──族長宗教の理解をめぐって──」『宗教研究』第219号(日本宗教学会編)1974年6月、103-128頁

      概要:古代イスラエルの最初期の宗教信仰に関して,従来の研究を踏まえつつ,その特質を明らかにする

    02.「ヘブライ人の神ヤハウェ──『出エジプト』の神と民に関する一試論 ──」『オリエント』第18巻1号(日本オリエント学会編)1975年8月、69-84頁

      概要:旧約聖書「出エジプト記」に記される物語の歴史性と古代イスラエル宗教史におけるその意義を論じる.

    03.「族長宗教の一局面──創世記記一五章の宗教史的解明の試み ──」『聖書学論集』第11巻(日本聖書学研究所編)1975年11月、114-130頁

      概要:創世記15章の構造分析を通し,そこに伝えられる古風な契約締結儀礼の宗教史的意味を解明する

    04.「メソポタミアにおける神々の死──アヌの場合 ──」『日本オリエント学創立25周年オリエント学論集』1979年11月、335-360頁

      概要:アッカド語楔形文書の神話や儀礼書に窺われる「神の死」もしくは「神の殺害」を暗示する記事を分析し,とりわけ天空神アヌの殺害の宗教史的意味を明らかにする.

    05.Aspekte von kispu(m) als "Totenbeigabe", in B. Alster, ed., Death in Mesopotamia, Copenhagen 1979, pp. 129-138

      概要:古代メソポタミアの死者供養に関連する楔形文書の解読を通じ,死者儀礼の形態と機能を明らかにする.

    06."Der Mensch ist geworden wie Unsereiner": Untersuchungen zum zeitgeschichtlichen Hintergrund von Gen.3, 22-24 und 6, 1-4, Annual of the Japanese Biblical Institute, Vol. 6, 1979, S. 3-44

      概要:創世記3章22-24節,6章1-4節の時代史的背景を考察し,そこにみられる王権批判的要素を解明する

    07.「古代メソポタミアにおける鳥卜占(auspicium) について」『オリエント』第24巻第1号(日本オリエント学会編)1981年9月、34-48頁

      概要:古代メソポタミアの鳥卜占文書を分析し,卜占の所与とその帰結の論理構造を解明する

    08.「古代メソポタミアにおける『預言』について」『聖書学論集』第16巻(日本聖書学研究所編)1981年12月、19-45頁

      概要:新アッシリア時代の「預言」文書に関する研究

    09.「死について──古代バビロニア人の場合 ──」『立教大学研究報告 〈人文科学〉』第41号 1982年3月、55-69頁

      概要:既出

    10.A Report on Divination by Means of a Sacrificial Bird, Orient, Vol. 18, 1982, pp. 106-110

      概要:論文08の英語版

    11.「宇宙観における天体──その宗教的含蓄──〈古代オリエントの場合〉」『イスラームの宗教意識とそ周辺』(中近東文化センター編)1984年、127-140頁

      概要:古代メソポタミアの天体観察文書を分析し,当時の天体理解を明らかにしつつ,各天体が神としてどのように崇拝されていたかを解明する.

    12.「王権と地域共同体──前二千年紀後半シリア・パレスティナの社会史をめぐって ──」『江上波夫先生喜寿記念古代オリエント論集』山川出版社 1984年7月、239-252頁

    13.「ノアの契約,あるいは自然における救済について」 『立教大学研究報告 〈人文社会〉』第43号 1984年、1-16頁

      概要:ノアの洪水物語の分析を通じ,そこから古代イスラエルにおいて,既に,人 間の悪が自然破壊をもたらすとの認識が明確化されていたことを解明する

    14.Eine neue Urkunde des Tili-Sarruma, Sohn des Königs von Karkamis, Acta Sumerologica, Vol. 6, 1984, S. 65-74.

      概要:カルケミシュの王子テリ・シャルマの証文の解読とその歴史的意義

    15.「古代イスラエル預言者とシャーマニズム」『聖書と古代オリエント世界』(宗教史学研究所編)山本書店 1985年、135-168頁

    16.Ein mittelassyrisches Protokoll über eine Rinder- und Eselmusterung, Baghdader Mitteilungen, Bd. 16, 1985, S. xx-xx (mit K. Deller).

      概要:中期アッシリア時代の一楔形文書の解読.家畜管理文書.K・デラ−教授(ハイデルベルグ) と共同執筆

    17.「〈研究ノ−ト〉古代イスラエル一神教をめぐって」『東京大学宗教学年報』III巻(東大宗教学研究室編)1986年、111-121頁

      概要:古代イスラエル一神教信仰の成立をめぐる学説を整理し,それぞれの問題点を指摘する

    18."Ein Eselskopf und 1/4 Kab Taubenmist"(II Kön 6, 25b), Annual of the Japanese Biblical Institute, Vol. 12, 1986, S. 77-86

      概要:旧約聖書「列王記下」6章25節bに記される奇妙な表現(「驢馬の頭と4分の1の鳩の糞」) の背後に,当時の民間治療法があることを論証する

    19.「〈研究ノ−ト〉古代イスラエル一神教をめぐって −補遺 (1)− 」『東京大学宗教学年報』IV巻(東大宗教学研究室編)1987年

      概要:論文19の補論

    20."Sieben spätbronzezeitliche Urkunden aus Syrien", Acta Sumerologica, Vol. 10, 1987, pp.153-189

      概要:広島大学所蔵の楔形文書(前13世紀) の解読と解説

    21.「ヨブ記をめぐる二、三の考察」『聖書の使信と伝達(関根正雄先生喜寿記念論文集) 』山本書店 1989年11月、281-305頁

      概要:旧約聖書「ヨブ記」の思想的統一性を論じ,とくにその因果応報思想批判の構造,神観の特質,友情論を解明する試み

    22."Emar and the Old Testament - Preliminary Remarks -", Annual of the Japanese Biblical Institute, Vol. 15, 1989, pp. 3-24

      概要:シリアのエマル遺跡で出土した前14−12世紀の楔形文書に窺われる社会 慣習ならびに諸表現が旧約聖書研究にもつ意味を論じる

    23.「エマルの神々」『創立35周年オリエント学論集』(日本オリエント学会編)1990年7月、335-359頁

      概要:シリアのエマル遺跡で出土した前14−12世紀の楔形文書に窺われる神々 を網羅し,その由来などから,エマルの宗教を解明する

    24."Akkadian Tablets in the Hirayama Collection (I)", Acta Sumerologica, Vol. 12, 1990, pp. 177-259

      概要:平山郁夫画伯所蔵のエマル楔形文書の解読と解説.主として不動産移譲に関わる文書群

    25."A New Esarhaddon Prism Fragment Concerning the Restoration of Babylon", Annual Review of the Royal Inscription of Mesopotamia Project Vol. 8, Toronto 1990, pp. 63-69

      概要:平山郁夫画伯所蔵のアッシリア王エサルハドンの王碑文断片の解読.これが大英博物館所蔵の1エサルハドン碑文の半分であることを発見

    26.「『コーヘレト書』における不可知論と現前の生の肯定──11章1-6節の宗教史的背景とコ−ヘレトの論理 ──」『聖書の思想とその展開』(荒井献先生還暦・退職記念献呈論文集)佐藤研編 教文館 1991年9月、15-40頁

      概要:旧約聖書「コーヘレト書」11章1-6節の背景に当時の卜占観念があることを論じ,そこから「コーヘレト書」全体の思想構造を解明する

    27."Akkadian Tablets in the Hirayama Collection (II)", Acta Sumerologica, Vol. 13, 1991, pp. 275-333

      概要:平山郁夫画伯所蔵のエマル楔形文書の解読と解説.遺産相続,結婚契約などに関わる文書群

    28."Six Text Fragments from the Middle Euphrates Region", Acta Sumerologica, Vol. 13, 1991, pp. 335-345

      概要:広島の個人所蔵の楔形文書六点の解読と解説.神殿の売買など.

    29.「呪と医と信──古代メソポタミアの場合 ──」『現代宗教学』第3巻 脇本平也・柳川啓一編 東大出版会 1992年11月10日 171-203頁

    30."Akkadian Tablets in the Hirayama Collection (III)", Acta Sumerologica, Vol. 14, 1992, pp. 289-310

      概要:平山郁夫画伯所蔵のエマル楔形文書の解読と解説.宗教儀礼文書など

    31."An Akkadian Field Sale Document privately Held in Tokyo", Acta Sumerologica, Vol. 14, 1992, pp. 311-316.

      概要:神奈川の個人蔵の土地売買にかんする楔形契約文書の解読と解説

    32."Aus einer japanischen Privatsammlung: Drei Verwaltungstexte und ein Brief aus mittelassyrischer Zeit", Die Welt des Orients 23, 1992, S. 21-38

      概要:日本にある中期アッシリア楔形文書5点の解読と解説

    33.「古代イスラエル唯一神教の成立とその特質」『宗教と寛容』竹内整一・月本昭男編 大明堂 1993年、147-171頁

      概要:古代イスラエルの一神教成立の過程を論じ,その逆説性(弱小の民に生まれた絶対唯一神信仰) の意義を論ずる

    34."The Background of Qoh 11:1-6 and Qohelet's Agnosticism", Annual of the Japanese Biblical Institute, Vol. 19, 1993, pp.34-52

      概要:論文28を補正し,英訳したもの

    35.「歴史のなかの旧約思想」『聖書セミナ− 8』日本聖書協会 1994年、1-98頁

      概要:古代イスラエルの歴史の歩みと関わらせつつ,旧約聖書の独自の思想的展開を解説する

    36."A Testamentary Document from Emar", Acta Sumerologica, Vol. 16, 1994, pp. 231-238.

      概要:神奈川の個人蔵の楔形契約文書(紀元前一三世紀) の解読と解説

    37.「古代メソポタミアの創成神話」『創成神話の研究』月本昭男編 リトン 1996年4月、11-60頁

      概要:古代メソポタミアの様々な宇宙と人間の起源神話の数々を分析し,そこから古代メソポタミアの自然観,人間観を解明する

    38.「聖書時代史と考古学」『聖書の風土・歴史・社会』 現代聖書講座第一巻(木田献一・荒井献監修) 月本昭男/小林稔編 日本基督教団出版局 1996年4月、337-357頁

    39.「オリエント宗教の展開」『宗教学を学ぶ』井上順孝・月本昭男・星野英紀編 有斐閣 1996年10月、146-174頁

      概要:後のユダヤ教およびキリスト教成立の土壌となる古代オリエント宗教を,最近の研究を踏まえて概観する.

    40.「預言者ホセアの王制批判」『キリスト教学』38号(立教大学キリスト教学会)1996年12月、222-243頁

      概要:預言者ホセアの批判預言の論理を「内面化の論理」と「歴史化の論理」とし析出し,そこから彼の王制批判の特質を解明する.『日本の聖書学』3号に再録

    41.「古代メソポタミアにおける神話と儀礼」『ユリイカ 2』青土社 1997年1月、120-127頁

      概要:冥界をめぐるアッカド語神話が古代メソポタミアの死者儀礼や呪術的治癒儀礼を背景にしていることを論じる.

    42."From Lullû to Ebla. An Old babylonian Document Concerning a Shipment of Horses", in B. Pongratz-Leisten et al., eds., Ana sadî Labnani lu allik (Festschrift W. Röllig), Neukirchener Verlag 1997, 407-412.

      概要:古代バビロニア時代の馬の交易をめぐる楔形文書の解読と注解

    43.「古代メソポタミアにおける預言と預言文学」『古代イスラエル預言者の思想的世界』金井美彦・月本昭男・山我哲雄編 新教出版社 1997年3月、43-64頁

      概要:古バビロニア時代の預言文書の紹介,ならびに「アッカド語預言」文書と古代イスラエの黙示文学との関連を問う.

    44.「前二千年紀西アジアの局外者たち──ハビル,ハバトゥ,フプシュ」『岩波講座 世界歴史2−古代オリエント−』岩波書店 1998年12月、253-270頁

      概要:前2千年紀の局外者集団の動向とその歴史形成力を最近の楔形文書に読み取る.

    45."By the Hand of Madi-Dagan, the Scribe and Apkallu-Priest - A Medical Text from the Middle Euphrates Region -", in K. Watanabe, ed., Priests and Officials in the Ancient Near East, Heidelberg: C. Winter 1999, 187-200

      概要:エマル出土の医学文書(皮膚病,熱病,他) の解読と解説.

    46."Mittelassyrische Texte zum Anbau von Gewürzpflanzen", in B. Böck et als., ed., Munuscula Mesopotamica. FS Johannes Renger, Münster: Ugarit-Verlag 1999, 427-443(mit W. Röllig)

      概要:テル・シェハメド(ドゥルカトリム) 出土の香辛作物に関するアッカド語文書の解読と解説.W・レリッヒ教授(テュービンゲン大学教授) と共同執筆

    47.「イスラエル国エン・ゲヴ遺跡──第5次(1998年度) 発掘調査報告」『古代オリエント世界を掘る』日本西アジア考古学会編 1999年、41-44頁

    48.「旧約聖書の日本語訳」『日本人と聖書』鈴木範久監修 月本昭男・佐藤研編集 大明堂 2000年3月、15-35頁

    49.「イシュタルの誘惑 ──『ギルガメシュ叙事詩』の周辺」『宗教文学の可能性』聖心女子大学キリスト教文化研究所編 春秋社 2001年2月、105-118頁

      概要:イシュタルの誘惑のモティーフの類例をギリシア,エジプト,ウガリトに求め,そ れぞれの特質を明らかにする.

    50.「古代メソポタミアの神話世界からみたグノーシス神話」『グノーシス 陰の精神史』大貫隆他編 岩波書店 2001年9月、71-82頁

    51.「歴史と時間[──古代イスラエルの場合──]」『歴史を問う2』月本昭男編 岩波書店 2002年6月、3-60頁

    52.「王権と宗教儀礼──古代バビロニア・アッシリアの場合──」『天皇と王権を考える8』山本幸司編 岩波書店 2002年8月、47-69頁

    53.「一神教の成立をめぐって」『宗教史の可能性』(岩波講座『宗教』第3巻)島薗進編 岩波書店 2004年2月、280-299頁

      概要:一神教をめぐる古典的宗教史論を紹介しつつ,古代イスラエルにおける一神教成立に関する最近の議論を紹介.

    54.「ハナ国とカトゥナ──中期アッシリア時代のもうひとつの『ハナ文書』──」『オリエント』46巻第2号 日本オリエント学会 2004年3月、52-70頁

      概要:中期アッシリア時代の「ハナ文書」に基づき,ハナ王国がユーフラテス川沿のテルカからハブル川沿のカトゥナに移っていた可能性を論じる.

    55.「人はひとりではない──旧約聖書にみる愛の倫理 ──」『無教会研究──聖書と現代』第8号 無教会研修所編 2005年11月、1-18頁

    56.「『原初史』にみる人間と自然」『聖書を読む──旧約篇──』旧約聖書翻訳委員会編 岩波書店 2005年11月、1-25頁

    57.「古典としての旧約聖書」『聖書フォーラム2006』日本聖書協会編 2006年、XX-XX頁

    58.「古代イスラエル一神教論をめぐって」『旧約学研究』第3号 日本旧約学会編 2006年、58-79頁

    59.「古代メソポタミアにおける死生観と死者儀礼」『西アジア考古学』第8号 日本西アジア考古学会編 2007年3月、1-10頁

    60."Peace in the Book of Hosea - Hos 2:20a in the Biblical Context", Annual of the Japanese Biblical Institute XXX/XXXI(2003/04, publ. in 2007), pp. 23-29

    61.「原初史の主題」『旧約学研究』4号 日本旧約学会 2007年10月、1-18頁

    62.「考古学はイスラエルの起源を解明できるか」『新版 総説・旧約聖書』池田裕他編 日本キリスト教団出版局 2007年、270-282頁

    63.「粘土板に刻まれた文学──『ギルガメシュ叙事詩』の場合」『人文資料学の現在 II』(菅谷 憲興編 立教大学人文叢書)春風社 2008年9月 231-264頁

    64.「ダビデの『罪の赦し』(サム下12:13-14)に関する研究メモ」 立教大学キリスト教学会編『キリスト教学』50号(2008年12月) 136 -146頁

    65.「エゼキエル書におけるアッカド語表現──26章9節aαの翻訳をめぐって──」『経験としての聖書』(日本聖書学研究所『聖書学論集41』月本昭男・佐藤研編) リトン 2009年2月 53-65頁

    66. Peace for the Dead, or Kispu(m) Again, ORIENT 44 (2010), pp. 101-109

    67. 「負債としての罪──第二イザヤにみる動詞ガーアル「贖う」──」『キリスト教学』51号(2009年) 105-120頁

    68. "Excavations at Tel Rekhesh", Co-authors: Y. Paz et al., Israel Exploration Journal vol. 60 (2010), pp.22-40

    69. 「旧約聖書の世界」『旧約聖書を学ぶ人のために』並木浩一・荒井章三編、世界思想社、2012年2月(第2章)

    70. Idumaean Ostraca in Japan, Annual of the Japanese Biblical institute XXXVII, 2011, 81-104 (T. Yamayoshi と共同執筆)

    71. A Note on YBC 11056, 9 and CBS 1462a,6, Nouvelles Assyriologiques Brèves et Utilitaires 2012/1, 19.

    72. Ein Neuester Text im Hana-Stil in mittelassyrischer Schrift, Revue d’Assyriologie et d’Archéologie Orientale 105 (2011[published in 2012]), pp. 85-94.

    73. 「ヤハウィストの原初史にみるユーモアとアイロニー」『無教会研究』第16号(無教会研修所、2013年11月)1-19頁

    74. "In the Shadow of Thy Wings": A Review of the Winged Goddess in Ancient Near Eastern Iconography, in D. T. Sugimoto, ed., Transformation of a Godeess - Ishtar - Astarte - Aphrodite, OBO 263, Fribourg: Academic Press / Goettingen: Vandenhoeck & Ruprecht, 2014, 15-31.

    75. Humor und Ironie in der jahwistischen Urgeschichte, in Ch. Maier, ed., Congress Volume Munich 2013, SVT 163, Leiden: Brill, 2014, 333-346.

    76. 「絶望という希望──ヨブの場合──」『希望に照らされて──深き淵より──』宮本久雄・武田なほみ編、日本キリスト教団出版局、2015年3月、75-93頁

    77. 「旧約聖書にみる埋葬習慣と他界観」『聖書の世界を発掘する──聖書考古学の現在──』上智大学キリスト教文化研究所編、リトン、2015年10月、113-145頁(大城道則編『死者はどこへ行くのか』河出書房新社、2017年2月、9-33頁に増補版)

    78. 「『よきおとずれ』の背後にあるもの──第二イザヤの場合──』 片山はるひ・高山貞美編『福音の喜び──人々の中へ、人々と共に──』日本キリスト教団出版局、2016年3月、34-51頁

    79. 「エマルの寡婦 ── 前13 世紀のシリア社会の一断面── 」『古代オリエント研究の地平 ──小川英雄先生傘寿記念献呈論文集── 』(小川英雄先生傘寿記念献呈論文集刊行会編)リトン、2016年10月、49-67 頁

    80. 「旧約聖書における社会的弱者を巡って──寡婦と孤児と寄留者──」『福音と世界』2016年11月号、47-53頁

    81. 「友と隣人、友情と隣人愛」『福音と世界』2017年2月号 50-55頁


    〈事典等〉

    『キリスト教辞典』岩波書店 20002年(「創世記」他83項目)

    『世界史辞典』角川書店 2001年(「エルサレム」他52項目)

    日本オリエント学会編『古代オリエント事典』岩波書店 2004年(「古代西アジアの神話と文学」他50項目)

    『現代倫理学辞典』弘文堂 2006年(「宗教」の項、411-413頁)

    『日本大百科全書』小学館 1998年(「アダム」「アブラハム」「アベル」「一神教」「イブ」「エデンの園」「オラクル」「契約(ユダヤ教、キリスト教)」「契約の箱」「最後の審判 」「サルゴン(2世)」「シナイ山」「シャムシ・アダド(1世)」「終末観」「箴言」「審判(宗教)」「スフィンクス」「生命の樹」「センナケリブ」「ソドム」「多神教」「知恵文学」「ティグラト・ピレセル(1世)」「ティグラト・ピレセル(3世)」「伝道の書」「ナボポラサル」「ナラム・シン」「ネブカドネザル(1世)」「ネブカドネザル(2世)」「バベルの塔」「ヘブライ」「メシア」「ヤーウェ」「レビ人」計34項目)

    ‘EN GEV, The New Encyclopedia of Archaeological Excavations in the Holy Land, 5 : Supplimentary Volume, pp. 1724-1726 (Co-writer: M. Kochavi)


そ の 他

    「スメール祈る小像」『小さな蕾』

    「ムシュフシュ」江上波夫編『聖獣』(講談社)

    「前2000年紀後半のメソポタミア」『メソポタミアの世界下』(日本オリエント学会監修)NHK学園

    〈書評〉 M・パ−ルマン『聖書の発掘物語』(小野寺幸也訳 山本書店) 週刊読書人2xxx号

    〈書評〉 M・モイズキェヴィチ『聖書の世界』(ドン・ボスコ社) 聖公会新聞

    〈書評〉「関根正雄著『旧約聖書文学史上・下』(岩波全書)」『宗教研究』251号 日本宗教学会編 1982年3月、143-148頁

    「バビロニア・アッシリアの宗教」『世界の宗教と経典・総解説』自由国民社 1985年9月、6-13頁

      概要:バビロニア・アッシリアの神々,宗教儀礼,宗教観念等を,最近の研究を踏まえて概説する

    「後の預言者」『聖書の世界・総解説』自由国民社 1985年

      概要:時代背景を踏まえつつ,古代イスラエルの預言書の思想と信仰の特質を解説する

    「古代オリエント」(1985年の歴史学界展望)『史学雑誌』95/5 1986年

    〈書評〉「高橋三郎『ダビデの歌──詩篇第1篇〜41篇講義──』(教文館 1986年)」『本のひろば』1986年8月号

    「『知恵文学』研究の現在」 (キリスト新聞 1989年9月23日)

    〈書評〉S. Sekine, Die tritojesajanische Sammlung (Jes 56-66) redaktionsgeschichtlich untersucht (BZAW 175, 1989)  『日本の神学』29巻 1990年 90-95頁

    「死後の生命」『立教』1990年x月(6月以降)、14-22頁

    「シルクロードと古代シリア」『絲綢之路』9(1992年夏)

    「旧約聖書における子供」(東京エクレシア新聞第12号 1995年2月)

    「異邦人として生きる──ルツの決断──」『婦人の友』1995年11月号、70-74頁(婦人の友編集部『聖書 心にひびく言葉』2002年 93-99頁)

    「世界宗教史学」『宗教学がわかる』(アエラ・ムック)1995年11月

    「旧約聖書における子どもと祭り」『教師の友』1996年10月

    「中沢洽樹先生の旧約聖書学の輪郭」『中沢洽樹選集』第1巻 キリスト教図書出版社 1998年、367-378頁

    「中沢洽樹先生の旧約聖書学の対話的性格」『中沢洽樹選集』第2巻 キリスト教図書出版社 1999年、387-399頁

    「モーセ五書」『旧約聖書がわかる』(アエラ・ムック)1998年4月

    「旧約聖書の歴史記述と歴史観」『内村鑑三と今井館聖書講堂──その歴史と存在意義 ──』NPO法人今井館教友会 2005年6月、32-59頁

    「オリエントの宗教」『宗教のキーワード』三木紀人・山形孝夫編(別冊国文学57)学燈社 2005年、180-182頁

    「一神教・多神教」『宗教のキーワード』三木紀人・山形孝夫編(別冊国文学57)学燈社 2005年、192-194頁

    「古代メソポタミアの神話と文学」『万葉古代学研究所年報』第3号 2005年3月、176〜178頁

    〈書評〉 「超越」という次元を人はいかに認識するか──深井智朗『超越と認識』を読む 」『創文』477号 2005年7月、10-13頁

    「心に刻む──オットー氏の思い出」宝積比較宗教・文化研究所編『宝積』15号 2005年7月

    「金鐘瑞教授『韓国宗教と宗教学』をうかがって」『宗教研究』347号 日本宗教学会 2006年3月、41-46頁

    「十戒、それは解放と恩恵の掟」『信徒の友』日本基督教団出版局 2004年4月、16-19頁

    「言葉を生きる」1〜4(読売新聞夕刊 2005年8月6、13、20、27日)

    「名取四郎教授を天に送る」『立教学院チャペルニュース』(Dec. 2005) 11-12頁

    「若き日の記憶」上・中・下(上毛新聞 2007年5月14、21、28日)

    「意外性の魅力」(国際宗教研究所『ニュースレター』56  2007年)

    「解説」(『前田護郎選集1 聖書の思想と言語』 教文館 2007年11月)299-306頁

    「現代と宗教」『現代宗教評論』第3号(2009年9月)4-18頁

    〈書評〉 I・フィンケルシュタイン/N・A・シルバーマン『発掘された聖書』(越後屋朗訳、教文館、2009年刊)『本のひろば』2010年2月号、10-11頁

    「下ガリラヤ・テル・レヘシュ遺跡発掘調査報告」『キリスト教学』51号 2009年、221-231頁

    「時感断想」(中外日報2010年10月26日、11月2日、9日、16日)

    「お別れの言葉(藤田富雄先生追悼)」『東京大学宗教学年報別冊』第27号(2010年) 1-2頁

    「神と人間、神話と宗教」『図書』2010年9月号、2-9頁(鎌田東二氏との対談)

    「旧約聖書にみる救済史と創造信仰」 『関根正雄10周年記念講演集』(無教会新宿集会編)2011年1月、23-45頁

    「素敵な先輩」『笑顔の旅人──山川令子追悼集』(新・草加地の塩会編)2011年1月、17-19頁

    「いにしえとの対話」(読売新聞夕刊文化欄に月一回掲載)2011年4月〜2012年10月

    「本書のすすめ」(長谷川修一『旧約聖書の世界と時代』日本キリスト教団出版局、2011年9月)

    「福音の社会性」『高橋三郎著作集・最終巻』(教文館、2012年)、4-5頁

    「すいせんのことば」(G・F・ヒュッテンマイスター/H・ブレードホルン『古代のシナゴーグ』山野貴彦訳、教文館、2012年)

    〈書評〉 秋吉輝雄訳『雅歌──古代イスラエルの恋愛詩』(池澤夏樹編、教文館、2012年刊)『本のひろば』2012年7月

    〈書評〉 山我哲雄『海の奇蹟──モーセ五書論集』(聖公会出版、2012年)『本のひろば』2013年5月号10-11頁

    〈書評〉 堀内昭『聖書のかがく散歩』(聖公会出版、2012年)『本のひろば』2013年5月号14-15頁

    〈書評〉 清水正之『日本思想全史』(ちくま新書)読売新聞、2015年1月18日

    〈書評〉 樺山紘一『歴史の歴史』(千倉書房)読売新聞、2015年2月22日

    〈書評〉 岡田温司『イメージの根源へ』(人文書院)読売新聞、2015年3月22日

    〈書評〉 井上洋治『遺稿集「南無アッバ」への祈り』(日本キリスト教出版局)読売新聞、2015年4月5日

    〈書評〉 金時鐘『朝鮮と日本』(岩波新書)読売新聞、2015年5月10日

    〈書評〉 滝澤克彦『越境する宗教──モンゴルの福音派──』(新泉社)読売新聞、2015年5月31日

    〈書評〉 竹内整一『やまと言葉で〈日本〉を思想する』(春秋社)読売新聞、2015年6月28日

    〈書評〉 N・ウィルソン=リッチ(原野健一監修)『世界のミツバチ・ハナバチ百科図鑑』(河出書房新社)読売新

    聞、2015年8月16日

    〈書評〉 大城道則『古代エジプト──死者からの声──』(河出書房新社)読売新聞、2015年9月6日

    〈書評〉 波田野節子『李光洙』(中公新書)読売新聞、2015年9月21日

    〈書評〉 清眞人『聖書論1/2』(藤原書店)読売新聞、2015年11月1日

    〈書評〉 高本眞一『患者さんに伝えたい医師の本心』(新潮新書)読売新聞、2015年11月8日

    〈書評〉 谷寿美『ソロヴィヨフ』(慶應義塾大学出版会)読売新聞、2016年1月10日

    〈書評〉 若松英輔『イエス伝』(中央公論新社)読売新聞、2016年1月24日

    〈書評〉 W・W・ハロー(岡田明子訳)『起源──古代オリエント文明:西欧近代生活の背景──』(青灯社、図書新聞、2016年2月13日

    〈書評〉 J・F・ハウズ(堤稔子訳)『近代日本の預言者──内村鑑三1861-1930──』(教文館)読売新聞、2016年2月28日

    〈書評〉 藤井貞和『日本文学源流史』(青土社)読売新聞、2016年3月27日

    「歴史を心に刻む」『医学と福音』67号、日本キリスト者医科連盟編(2015.12)、7-11頁

    「詩篇にみる嘆きと祈り」『医学と福音』67号、日本キリスト者医科連盟編(2015.12) 17-27頁

    「戦後七十年──聖書翻訳及び聖書学の視点から──」『日本の神学』55巻、日本基督教学会編(2016年9月) 9-38頁

    「内村鑑三の贖罪信仰──その現代的意義──」『無教会研究』19号、無教会研修所編(2016年11月)68-86頁

    「『主はわが牧者』 ──ヤコブの生涯に学ぶ──」札幌独立キリスト教会『独立教報』399号(2017年2月号) 15-30頁

    「聖書に学ぶ──創世記にみる人類太古の物語の現代的意義──」藤女子大学キリスト教文化研究所『紀要』第16号(2017年3月) 39-68頁

    「われここに立つ──良心について考える──」聖学院キリスト教センター編『キリスト教と諸学』30巻(2017年3月) 7-25頁

    「共感──転換への意志──聖書の世界から」(サティシュ・クマール『人類はどこへいくのか』田中万里訳、ぷねうま舎、2017年5月、239-59頁)




(2009年5月24日再設置)


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