支部員は語る
〜いーくん編〜






「僕は、本当にボランティア活動をしているのか?」

いーくん 03/12/16

 兼ねてから興味のあったボランティア活動に携わったのは、高校2年の1学期だった。
 それは、品川区の特別養護老人ホームで廊下の掃除を手伝うことだった。しかし、周知のとおり、あまり話すほうではない僕は、ひたすら下を向きモップを片手に掃除をして、結局、利用者の方とは一度も言葉を交わすことは無かった。
 ここで一つの転機が訪れることになる。それは、B.S.A.との出会いである。以前とは、比べものにならないくらい数々のボランティア活動にB.S.A.を媒介として参加した。ボランティアに参加すると自然と心が放たれ、そして一種の達成感も得られ、口数も増えてきた。
 しかし、ボランティア活動に参加すればするほど一層分からなくなることが一つだけある。一日を振り返り、反省点を挙げるのもそうかもしれない。しかし、それではなく、素朴であるが、「果たして僕は、役に立っているのか?」つまり、「僕は、本当にボランティア活動をしているのか?」という点である。
 これからもB.S.A.の一支部員としてボランティア活動をしていく中で共についてくるこの命題の答えを見つけられる日は、いつくるのだろう。僕自身の更なる成長を期待してたい。

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