支部員は語る
〜健ちゃん編〜






戦争なんて!!

健ちゃん 03/12/22

 ボランティア論を語ろうと思ったけどそれは後輩のみなさんに任せることにしよう。

 何を語ろうか,と考えた時,少し大きなことを語ってみようかと思い立った。で,戦争に関して,善悪ではなく,感情で語ってみようかと思った。善悪で語ってしまうと,答えが出ないことが多い。いや,自分なりの結論はある。だけど,どちらにも『正義』はあるだろうから。だから,たまにはこういう感情で戦争を語るのもいいだろう,と思う。

 一言で言うならば,僕は戦争なんて嫌いだ。たとえそこにどんな『正義』が存在しようと僕は嫌いなものは嫌いだ。ま,もっとも僕自身は『力』と言う名の『正義』は信仰していない。だから,あんなものは資源と金と時間と人の浪費だと思う。いや,善悪論はやめよう。
 なにしろ,僕は臆病者だから自分が戦場に行きたくない。死にたくない。痛そうじゃん,撃たれたら。嫌でしょ,どこか吹き飛ばされたら。恐そうじゃないですか,いつ殺されるのかわからない緊張状態なんて。
 もっと嫌なのが人を殺すこと。傷つけること。他人の人生を支配できるわけ無い。どうするんだよ,その代償。戦争によってもたらされるものにほんとにそれだけの価値があると信じられるの?僕には無理だ。人は駒じゃないんだ。生きているんだよ。
 そして,一番嫌なのが,人が苦しんでいるのを見ること気分悪くない?どうせなら,みんな明るく生きて欲しいっしょ。特に自分の大切な人達が苦しんだり,死んでいったりするのなんて最悪だ。戦後の日本人は「わが子に二度と戦争をさせたくない」って言ってたんよね。ほんと,そんな気持ち。いやいや,別に実感こもってるわけじゃないから,そんな重い言葉じゃないけど,でも思うことは同じ。

 もう一度言おう。僕はいい悪いに関わらず臆病者だ。だから,戦争は嫌いだ。たとえ戦争に『正義』があったとしても,僕の心の叫びに反論を唱えられるような『正義』は戦争には存在しない。
 もう一つ,言い忘れていたことがある。僕は自己中だ。だから,僕は戦争に反対する。そこから理論を固め,自分の考えを固める。僕の根底にあるのは,『戦争をするべきではない』ではなく,『戦争なんてしたくない!!』なのだ。平和ボケと,甘いよと,笑いたいなら笑えばいい。
 なんと言われようと,この根底は変わらないから。平和ボケで何が悪い。今大事なのは,平和ボケを解消することではなく,平和をいつまでも崩さない努力をすることではないか,と僕は思うのだ。


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