元ハンセン病患者の宿泊拒否から考えたこと
なかじー 03/12/5 |
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今回は、ハンセン病について知ることが大事だ、という話をする。 2003年11月の中旬に、熊本県のアイレディース宮殿黒川温泉ホテルが、元はハンセン病の患者だった方がたの宿泊を拒否した――ということから始まった報道をきっかけとして、私が考えたことを以下に書く。 私は「差別・偏見は、いけない」という言葉だけがひとり歩きしてゆくことに不安を感じている。いけない、と唱えているだけでなく、その姿勢に見あう知識と行動がなければならない、と私は考える。つまり、その差別・偏見の背景(差別された人たちが、どういう歴史を歩んできたか、どういう状態に今あるのか)まで知った上でこそ、相手を平等な人としてつきあうことができるのではないか、ということが私の意見である。相手が、どういう立場にある人なのかが分からなければ、相手の身になって考えることはできないだろうと私は思う。 今回の件で言えば「ハンセン病の患者の方がたが、これまで、どういう待遇にあってきたか」ということや「ハンセン病は、どんな病気で、どうしたら完治したとみなされるのか」ということまで、私たちは調べるべきであると私は思う。そうすれば、差別への反対にもより多くの根拠をつけることができるし、元あるいは現患者の皆さんとの接し方も見出しやすいだろうと私は考える。 …ようは、ハンセン病について、みんなで勉強しましょうということだ。参考になる、と私が感じたサイトのアドレスを、以下に挙げて、この文章を終わりとする。 http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken80.html http://www.hansenkokubai.com/index.html |