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マンドリンと立教大学マンドリンクラブの紹介です。

マンドリンとは?

マンドリンは、リュートから発達して生まれたイタリアの民族楽器で、1620年ヴェネツィアのパロッキという人物によって作られました。
その後19世紀にパスクワーレ・ヴィナッチアにより改良されて今日のような型になりました。
日本へ初めて伝わった時の明確な記録はありませんが、少なくとも1890年代には入り始めていたので、現在はマンドリンが渡来してから100年以上を経たということになります。

マンドリンには8本の弦がありますが、2本1組で1つの音を弾くので4弦の働きをし、そのために複弦楽器と呼ばれています。
主な奏法は、ピックで弦をはじく「ピッキング」と、ピックをすばやく上下に動かして弦を連続的に振動させ、音を継続させる「トレモロ」とがあります。

マンドリン系の楽器には、“マンドリン”、それより一回り大きく1オクターブ低い“マンドラ・テノール”、
マンドラよりさらに一回り大きくより低い音が出せる“マンドロン・チェロ(マンドセロ)”があり、まれにさらに低音の“マンドローネ”なども加わります。
また、ピッコロ・マンドリンとも呼ばれる“クァルティーノ”はサイズが小さく、マンドリンよりも高い音を出すことができます。

マンドリンオーケストラは、多様なマンドリン系の楽器群と、クラシックギター、コントラバス、フルートなどで構成され、規模は各団体により様々です。
当クラブでは、1stマンドリン、2ndマンドリン、マンドラ・テノール(通称ドラ)、マンドロン・チェロ(通称チェロ)、クラシックギター、コントラバス、フルート
という構成でマンドリンオーケストラを構成し活動しております。

クラブ紹介

立教大学マンドリンクラブ(以下RMC)は、昭和39年12月3日当時の1年生数名により結成されました。
当時(第一回定期演奏会)のパンフレットにはこう記されています。

「我々は、学外から指導者を迎えず、運営面も音楽面も我々の力だけでやっていく方針でいます。
学生―アマチュアの一団体として、プレクトラム音楽の研究と普及を目標として、
編曲などできるだけ自分達の手で行い、定演では、毎回一曲は、クラブのオリジナル曲を演奏していきたいと思っています。」


この方針は現在でもほとんど変わることなく受け継がれています。
現在、RMCには約80名の部員が在籍し上記通り、学生のみで活動を続けています。
音楽面の活動では原則として4年生が中心となり、それ以外の諸活動(演奏会自体の運営や合宿など)に関しては3年生が執行部となりこれを引き受けています。

当然のことながら、当クラブで最も大きな行事は年に2回行われる演奏会です。
一つは、サークル活動の総決算となる「定期演奏会」、もう一つは「サマーコンサート」(もしくは「地方公演」)と呼ばれ、マンドリン音楽の普及を目的に演奏活動を行っています。

定期演奏会では、第II部でサブ・コンダクターによるクラブオリジナルを発表し、鈴木静一氏などの曲を演奏します。
ちなみに、一年生はこの第2部で初舞台に臨みます。また、第3部ではコンマス(あるいはコンミス)がソリストとなりコンチェルトを発表します。
これらの形式はクラブが創立されて間もない頃から存在した伝統であるといえるでしょう。

クラブの一年の歩み

12月
定期演奏会>4年生最後の舞台であり、1年生のデビューステージです。
後期納会>1年間の労をねぎらいます。しばらくはオフシーズン。年明けのテストに備えます。
クリスマス会>新2年生(つまりは1年生)が企画・運営します。

1月
追いコン>新年早々、4年生にお別れを告げるためのコンパを行います。
初P練>新体制のもとで練習はじめです。パートで遊びに行ったりもします♪

2月
春合宿>今年の定演に向けての本格的な歩みが始まります。新2年生にとっては試練のときになるかも・・・。

3月
スキー合宿>有志を募って雪と戯れに行ってきます。
卒コン>新OB・OGさんの新しい門出です。

4月
新歓活動>一年でもっとも大学が賑わう時期。サークルの明日を築く部員を求めて学内を闊歩します。

5月
新歓ハイク>自然豊かな川原でバーベキュー。びしょびしょになりながら全力で食べて遊びます。
新歓スポーツ大会>若さを爆発させて・・・。翌日(?)の運命はいかに!?

6月
春の独奏会>2〜4(?)年生が精神力を鍛えます。

7月
前期納会>再びオフシーズンへ。前期試験期間中でも上級生はサマーコンサート(地方公演)のための追い込みが始まります。

8月
サマーコンサート>暑い夏に涼しい音色をお届けします。
一年合宿>1年生とFLを中心に小旅行に行ってきます。遊園地に行ったり、ボートに乗ったり、花火をしたりと青春を謳歌します。

9月
夏合宿>夏の風物詩。一週間ほど音楽漬けになります。壁に楽譜が見え始めても逃げられません。

11月
強化練習>秋休みなどあらゆる休みが演奏会に向けての練習時間に・・・。

12月
定期演奏会>一年間の集大成です。練習の成果を発揮する日です。