立教スポーツ第142号<6月7日更新>

準硬式野球部・関東四強入り 

  4月1日〜10日まで本学富士見グラウンドなどで行われた、第44回関東地区大学準硬式野球選手権大会。そこで本学は堂々関東4強の中に名を連ね、昨秋の六大学リーグ覇者としての実力を見せつけた。

栄光への軌跡

 主力選手の調整が万全でない中迎えた今大会。しかし、本学は1、2回戦で国士大世田谷、横浜大を相手に5−3、9−7と順調に勝ち進む。3回戦である日体大戦では植村(法3)の好球を受けて打線も爆発。11−1の大差で圧倒的な勝利を飾った。続く準決勝の相手は国学院大。本学は勝利への執念を見せ7−6で試合を制し、次の戦いに向けて最高の波に乗った。そして決勝進出を懸けた桜美林大戦。強豪チーム相手に4ー5と繰り広げた大接戦は価値ある試合となった。結局本学は3位決定戦で敗れ、全日程を終了した。彼らは熱戦の末、見事に関東4位という栄光を手に入れた。
(写真=勝利への先導者 エース植村)

強者の条件

 関東ベスト4まで登りつめる力は、やはり打撃力にあった。好機を確実に点につなげる勝負強さは、今年も健在だった。また「チームが一丸となる雰囲気をつくりたい」と主将・大山(経4)は言う。皆の意識を統一し試合に臨めば、力は最大限に発揮されるだろう。この勢いで続く春季リーグ戦を戦い抜いてほしい。チーム全員でリーグ連覇を狙う。

(塙、江幡)
    〜記事抜粋〜
 

水泳部・三本柱 最高峰へ

 昨年、念願の一部昇格を果たした本学水泳部。その原動力となった背泳ぎ陣の3人、堺(法4)、清水(法2)、福田(経2)。彼らが出場権を得たのは、世界大会の選考会も兼ねている日本選手権。日本最高のこの大会に本学から3人も出場することは歴史的快挙だ。

実力見せた2人

 4月1日〜3日に行われた第44回日本短水路選手権勝村幾之介記念水泳競技大会。それは短水路(25bプール)における日本最大の大会である。B決勝(9〜16位決定戦)をひとつの目標に定めていた清水、福田。大会2日目、福田は五十b背泳ぎに出場。清水と共にベスト更新を果たした。さらに最終日清水が百b背泳ぎに出場しまたも自己ベストを更新する。しかし上り調子なのは二人だけではない。4月14日早大所沢プールにて行われた第10回東京六大学水泳春季対抗戦では齋藤(法3)、関(法3)、石川(観1)がインカレ出場を決めた。
(写真=常に目標を高く定めている堺。その信念の源は自分を信じることだった。)

4年越しの夢


 六大戦で各選手が次々に活躍を見せる中、本学が誇る背泳ぎ陣の一人堺は今大会百b背泳ぎにおいて、大学4年目にしてついに日本選手権出場権を獲得。今まで、タイムを伸ばすには練習しかない、と思っていたが、実は「気持ち」の問題だったと堺は気付いた。後輩二人が先に出場を決め、堺は後れを取ってしまう。焦る気持ちはあったが鍛えた精神力で自分を信じ、今回ついに4年越しの夢をつかんだ。日本選手権に向け、「やりますよ」と力強く宣言した。清水、福田の2年生二人に堺が加わり、水泳部の三本柱がそろった。彼らはいよいよ、日本一の大会へ挑む。
(水上、塙)
     〜記事抜粋〜

魅せた輝き−空手部−

 入部当初から活躍の機会をうかがっていた、実力者ぞろいの本学空手部2年生。それから一年をいう時を経て、実力者の丸山(経2)、原(法2)が本領を発揮した。

新星現る  

 第21回全関東空手道競技大会が3月24日に駒沢オリンピック公園体育館で行われた。この大会で、段資格を持たない選手が競う一般男子45歳未満有級の部で丸山が快進撃を見せた。初戦から順調に勝ち進んだ丸山は積極的に攻め、決勝戦までコマを進めた。試合は一進一退、同点のまま延長戦にもつれ込んだが、相手に上段突きを取られ惜しくも優勝を逃してしまった。「準優勝」を手にした丸山は決勝戦を悔やみながらも、うれしそうな表情を見せた。本学空手部の明日を担うであろう新星はさらに輝きを増していく。

(写真=原の気合が高まる。大きな相手をも圧倒)

さらなる大器

 4月14日に明大リバティータワーで行われた第13回東京六大学空手道選手権大会において、期待の原が3位に食い込む健闘を見せた。接戦を制し、次々と勝ち進んでいった原は準々決勝で同期の横瀬(経2)との対決を迎える。二人による真剣勝負は経験の差からか、原に軍配が上がる。準決勝で敗れはしたが、体格的ハンディを逆に利用したスピードある攻撃で場内を沸かせた。
 並み居る強豪を抑えての入賞。だが本学の誇る小さな大エースはここで満足する男ではない。

新たな時代へ

 最下位に終わった六大戦から3週間後に行われた、第38回東日本学生空手道選手権大会。この大会で本学は東大相手に前大会の雪辱を果たした。
 試合は、好調の先鋒・小山(文4)が勝ち星を挙げるも、次鋒以降が続かず後のない状況に。しかし大将を務めた横瀬が勝負強さを発揮し、決定戦に望みをつなぐ。ここで2年生ながら大抜てきを受けた原が期待にこたえ、本学が勝利を収めた。目覚ましい進化を続ける2年生。そんな彼らを、主将・森崎(社4)は「頼もしい」と語る。空手部躍進の時が今到来したのだ。


(水上、安部、寺岡)
〜記事抜粋〜






Copyright (C) 立教スポーツ編集部, All Rights Reserved.