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秋季リーグ第3節 対拓大戦詳報

  ここまでの2試合を終えて1勝1分けの勝ち点4と、着実に結果を残してきている本学。9月16日、東経大村山グラウンドにてリーグ戦第3節・対拓大戦を迎えた。拓大は昨季まで1部に所属していた強豪である。だが、1部昇格を狙うためには負けられない相手だ。

 前半は、両校ともに決定的な得点チャンスをつかめないまま終る。本学は主将・下和田(経4)や木村(法2)ら前線の選手が、積極的にドリブル突破を仕掛けて得点を狙うが、シュートに正確性を欠き先制点を奪うことができない。両サイドの田中(観4)や趙(理4)が相手のサイドを崩してセンタリングを上げる場面も少なく、攻撃面で多彩さを欠いていたことは否めなかった。
 さらに後半の途中から降り出した激しい雨のせいで、本学はパスをつなぐことさえ難しくなってしまう。蹴ったボールが、ところどころにできた水たまりによって勢いを失い、思いもよらぬ場所で止まってしまうからだ。田中がサイドから中央にポジションを移すなど、攻撃に変化をつけようと試みるものの、やはり相手ゴールを割ることはできない。そしてこのまま0−0で試合終了かと思われた後半44分、本学はCKから相手にたたきつけるようなヘディングを決められてしまい、最後の最後でまさかの失点。ロスタイムも2分と少なく、追いつくことができないまま試合終了のホイッスルを迎えた。
 
 3試合でわずか1得点。この後のリーグ戦を戦っていく上で、この得点力不足は深刻な問題だ。大石(経2)を中心とする守備陣は安定しているので失点は少ないが、点を取らなければ試合には勝てない。念願の1部昇格を目指す道の途中で、いま本学は大きな壁に直面している。
(五十嵐)