サッカー部
秋季リーグ第4節 対東経大戦詳報

  前週の集中豪雨とはうって変わって、雲一つない秋晴れに恵まれた9月23日。東京都2部リーグ戦第4節・対東経大戦が東経大グラウンドで行われた。前節敗戦を喫した本学は、1部昇格のためにもう1戦も落とせない。東経大には春の関東選手権予選でPK戦の末の1敗をしている。その借りも返したいところだ。

 前半の立ち上がりから高橋(経4)や田中(観4)がチャンスをつくる。しかしそのチャンスを決定的なものにできないのが現在の本学の弱さである。次第に相手のペースに持っていかれるものの、DF大石(経2)、中村(社3)、吉木(経2)の絶妙なラインコントロールと体を張ったプレーでなんとかしのいだ。本学の決定的なチャンスは39分。左CKにゴール前ファーサイドで張っていた上村(経1)が頭で合わせようとするが、無情にも頭上を通過してしまう。結局、両者無得点で前半を終える。
 
 後半に入ってもなかなかシュートで終わらせることができない本学。DF陣から「シュートを打て!!」と喝が入る。その声に答えたのは田中だった。5分、左から中へドリブルで切り込んでいき、木村(法2)にパス。ゴール前でもう一度ボールをもらうとそのままシュート。惜しくも得点にはならなかったがこれで流れを本学のものにした。立て続けにシュートを放つが、どうしても相手のゴールをこじ開けることができない。そして20分、センターライン付近で相手がFKを得て大きく左サイドに蹴りだすと、そこからのセンタリングをヘディングで押し込まれた。オフサイドか、という声もあったが、判定はゴール。ついに得点を許してしまう。なんとか追い付きたい本学は両サイドを使ってボールを前線に送り込むが得点には結び付かない。しかも37分、上村がこの試合2枚目のイエローカードをもらい痛い退場。それでもあきらめず38分ペナルティエリア中央で左からのボールを受けた下和田は後ろに流し、つめていた田中が強烈なシュート。しかし、そのボールは皮肉にも下和田にあたりゴールにはならなかった。終了間際の45分。センターラインから相手が蹴ったボールが直接ゴールに吸い込まれダメ押しの失点を喫した。嘘のような失点で集中力の欠けた本学は、その後無得点のまま0−2で敗北した。
(写真=相手と競り合う下和田

 この試合でも得点力不足が浮き彫りにされた。後半からペースをつかんでいたにもかかわらず、1点も入れることができなかったのだ。田中の正確なパスや高橋のドリブル突破など供給源は充実している。ぜひそのチャンスをものにしてほしい。
 連敗を喫してしまった本学。1部昇格への道はかなり厳しくなってきているのは事実である。次節の相手は現在最下位の明学大。ここで確実に勝って希望をつなげたい。
(水上)