剣道部

秋季二大会詳報 PART2

  
 第29回関東女子学生剣道優勝大会
 1回戦 対千葉大      2回戦 対城西大        3回戦 対大正大
 2勝1敗2分け  4勝0敗1分け  1勝2敗2分け
 立大  千葉大  立大  城西大  立大 順大
  森       磯谷 ○森  メ      金沢   森     メコ  小池○
  宮野    メ   央田○ ○宮野  メコ     中島 ○宮野  ココ     原口
  松崎  コ  コ  中根   松崎  コ  メ  長谷川   金子  ▲  メコ  小堀○
○金子  メメ  メ  高岡 ○金子  メメ     鈴木   松崎        増田
○鈴木  ▲  吉田 ○鈴木  メメ     谷澤   鈴木        石
(メ=面、コ=小手、ド=胴、ツ=突き、▲=反則)


9月20日 第29回関東女子学生剣道優勝大会 東京武道館

 男子の大会の6日後、東京武道館にて女子の団体戦が行われた。こちらの大会においても4回戦進出が決まれば、全日本女子学生剣道優勝大会への出場が決まる。

 1回戦は緊張のためか、中堅・松崎(コ2)を終えて0勝1敗2分けと序盤つまづく。だが、副将・金子(コ4)の二本勝ちで流れが変わり、続く鈴木(経3)の一本勝ちで逆転勝利。これで波に乗った本学は2回戦、森(経1)、宮野(観1)の連勝で試合の主導権を握り、4勝0敗1分けと城西大を圧倒した。
                                       
 そして迎えた3回戦。相手選手のスピードある動きについていけず先鋒・森が二本負けを喫してしまうが、続く宮野の見事な二本勝ちで、勝負は振り出しに戻る。だが、中堅・金子が痛恨の二本負け。そして副将の松崎が引き分けとなったため、本学は次の鈴木が二本勝ちをしない限り敗退必至という厳しい状態となった。鈴木は健闘したものの引き分けとなり、男子と同じく3回戦の壁を破ることはできなかった。

 残念な結果に終わってしまった本学だが、今大会では来季につながる良さがあった。第一は、先鋒、次鋒を務めた二人の1年生の活躍である。2回戦での連勝は言うまでもないが、3回戦でも最後まで相手に食らいつき積極的に技を仕掛けていた。特に宮野は3回戦、スピードでは相手選手に劣っていたものの、すきを見逃さずに一本を決める巧妙な戦いぶりを見せた。まだ1年生であるだけに、これからの活躍がとても期待できる。第二は、3回戦で松崎と鈴木が引き分けに持ち込んだことだ。前の悪い流れに影響されることなく、一本も取らせない「負けない」剣道ができたことはとても評価できる。
今回のチームはまだまだ若いメンバー構成。来年以降、さらなる成長と活躍が期待できる。(写真=松崎の小手打ちが見事に決まった)

                                              (2003年10月6日・大野)