硬式野球部
秋リーグ前インタビュー@ 坂口監督

 二季連続5位に終わった昨年とは一転。本学硬式野球部は今年の春、三つの勝ち点を手にしAクラスまでのぼりつめた。強豪校と対等に渡り合えるという自信をつけて迎える秋リーグ。坂口監督をはじめ、本学の主力選手たちは優勝が自分たちの手に届く位置にあるということを確信していた。

〈坂口監督〉
−−昨シーズンを終えてみて出てきたチームの課題とはどのようなものでしょうか
まず、投手陣においては完投できるだけのスタミナがなかった。
打撃に関しては打ち損じの多さ、
ここというところにしっかりとしたバッティングができず勝負弱さが目立った。
守備の面では守りのミスが多く、守備の強化が必要だと感じたね。

−−優勝した明大との差はどのようなところにあったのでしょうか
投手の覇気、気構えがある。あとはうちよりも圧倒的に打率が高いところが強みだったね。

−−春に印象に残った試合はどの試合でしょうか
開幕戦である対慶大の一回戦。適時打があれだけでたのはすごい。

−−エースを担った小林選手(コ3)の出来はいかがでしたか
対明大三回戦あたりからスタミナが切れてきたね。

−−その小林投手が柱となったことでほかの投手たちはどのように刺激を受けたのでしょうか
この夏は以前より自分たちで練習量を増やすようになったのがよかったよ。

−−春に二番手の育成にこの夏努めるとおっしゃってましたが成長した選手はいたのでしょうか
三浦(経3)が急成長した。大川(経3)、日野(コ3)は自力をつけたね。

−−全日本を経験した主将・多幡選手(経4)はこの経験をどのように生かそうとしているのでしょうか
春以上に主将としてチームをひっぱっていこうとしているところがみられるよ。

−−多幡選手が選ばれたことによってほかの野手陣はどのように刺激されたでしょうか
特に変わりはないがあれだけのレベルがないと代表に選ばれないということがわかったみたいだよ。

−−例年7月の長期休養を6月にしたのはどのような目的があったのでしょうか
7月に十分な練習量をとるためだね

−−関西、東海遠征の目的はどのようなものだったのでしょうか
社会人との試合をすること。
結果は3敗2分であったがどうゆうふうにしたら負けるかがわかった。
たとえば四死球を与えることがどれだけ痛いことか選手は実感できたはずだ。

−−この夏のオープン戦を増やした大きな目的は何だったのでしょうか
二番手の投手をはっきりさせるため。投手に試合経験をふませることだ。

−−混戦が予想される秋リーグを勝ち抜くために不可欠なものはどんなものと思われますか
投手を中心とした守備をしっかりとすることだ。これが肝心だね。

−−一番山場となる試合はどの試合でしょうか
法大戦と慶大戦。両方ともとって流れに乗っていきたいね。

−−空き週が一週しかないことに関してはどう思われますか
うまくコンディションニングをすることが重要だね。

−−監督ご自身が一番怖いと思っている相手はどこの大学でしょうか
慶大が一番怖い。エースである合田は一場とはまた違った投手だ。
勝つためには早く打ち崩さなくてはならないね。

−−明大から一勝をすでにあげている東大に関してはどう思われますか
投手力は以前と変わらない。バッティングがよくなっているよ。

−−春に四連戦を強いられた早大に関してはいかがでしょうか
点をあげないことだ。最少得点で抑えたい。
あと、絶対勝ち点を得るためには第一戦目の投手を打ち崩すことだね。

−−最終週は春にリーグを制した明大ですがこの試合では何が重要と感じられますか
この試合はバッティングにかかっている。
早大と同じようにとにかく早めに打ち崩すことが重要だね。

−−今のチームの感じはいかがでしょうか
チーム全員で勝つというのが全面的に出ている。
まず目指すのはミスをしない野球だよ。

−−監督ご自身が考える強いチームとはどのようなものでしょうか
つけいる隙のないどっしりとして、相手が動いてもじっと落ち着いていられるチームを作っていきたいね。

−−最後にリーグ戦の意気込みをお願いします
優勝するチャンスがあるので初めから流れに乗っていけるようにがんばっていきたい。

−−ありがとうございました
(2004年9月24日・金澤)