女子バドミントン部
―その先に見えるもの―

 昨年11月7日〜12月6日にかけて塩浜体育館などで行われた、関東学生バドミントン新人選手権大会。本学女子バドミントン部は、団体戦のAチーム及び個人戦に出場した主将の小山(コ2)がBブロックベスト4という好成績を残した。
 この大会から彼女たちは何を得たのだろうか――。それを知るために、12月のある日、練習が行われている本学新座体育館へ私たちは足を運んだ。
 まずは団体戦。この大会、本学は立教大学AとBの2つに分けて出場している。このAチームとBチームのメンバーについて小山は「(メンバーを)強弱で分けるのではなく、2番手、3番手にいる人も出す。全員(試合に)出ることが目標」と語っている。今回ベスト4まで勝ち進んだAチームのメンバーは小山、福元(コ1)、辻口(法2)、連川(コ2)、高橋(文2)、殿川(文2)の6名。1回戦はシードのため、2回戦から出場した。初戦の成城大を2−1で破ると、次の駒大、2部校の東女体大も2−1で下し、準決勝へ駒を進める。ここで同じく2部校の日女体大と対戦するが0−2で敗れ、ベスト4となる。「正直びっくりした。東女体大に勝てるとは思ってなかったので、団体戦の結果としては満足」と小山はこの結果の感想を述べた。他のメンバーに感想を聞くと高橋は「今までそういう経験をしてなかったので嬉しかった」と喜びを表せば、福元は「自分の課題をこなせるように心がけた」と。それぞれが様々な思いを抱く中で多くの収穫があったと言える。
 次に個人戦について小山に話を聞いてみると、意外にも団体戦の時とは全く逆の答えが返ってきた。「今までの個人戦ではベスト8が最高だったので(今回の成績は)嬉しいけれど、優勝したかった」と最初に話してくれた。その理由は準決勝にあった。準決勝で小山が対戦した相手は6月に行われた関東学生バドミントン選手権大会で対戦した茂手木(日女体大)だったのだ。「(相手は)とにかく気持ちが強い人。前回戦った時は自分で決めに行き過ぎた。粘って勝とう」と意気込み臨んだ試合。「ずっと競っていたけれど、途中第3セット目で相手が仕掛けてきて点差を開かれ、そのままいってしまった」と試合の流れを小山は語る。その一つ一つの言葉から悔しさがにじみ出ていた。
 “経験すること”でさらに強くなった本学女子バドミントン部。「3部でも常に勝てるようにレベルアップする」と目標を小山は立てた。次の春季リーグ戦、彼女たちがどんな活躍を見せてくれるのか楽しみである。
                                     (4月2日・大島)
※カッコ内は旧学年