インカレを振り返って


ソフトテニス部女子が2010年全日本学生ソフトテニス大会おいて、大学対抗(団体)ベスト16、選手権(個人)で永見(現2)・相川(コ1)ペアがベスト32に入った。インカレで久しぶりの快挙だ。

インカレについて新主将・渡辺(現3)は「前の代の先輩たちの最後の試合だったので、頑張りたいと思って臨んだ。十数年ぶりと記録的にはいい結果が残せたが、実質アスリート選抜入試で入ってきたメンバーなので、もう少し上に行ってもよかった」と決してこの結果に満足はしていない。選手権ベスト32に入った永見も「あまり自分のプレーが出来なかった」と反省を口にした。相川は「私の目標は立教の戦績すべてのさらに上を行くこと。ベスト16決めの相手が一部校の一番手の選手だったけど、もっと頑張れば勝てたと思う。」とまだまだ上を目指している。渡辺は永見と相川のペアについて「5-1とリードをしていたが、5-5に追いつかれてしまって…、やっぱりメンタルかな」と2人の課題を見つめ直した。

インカレ前に行われた合宿では試合形式の練習やトレーナーを招いての練習。暑さ対策としてブドウ糖をとるようにするなど、体調面でもしっかりとケアをしてきた。また、学年に関係なくフィジカル・スキル・メンタルの3チームを分け、練習を行っている。フィジカルは学校から体育会の奨学金がもらえるようになったため、トレーナーを呼んでの練習。スキルでは相手校の試合をビデオで分析したり、逆に自分たちのビデオを撮って分析している。メンタルでは様々な講習会に行くようにしているそうだが、今はあまり行けずにいる。この新たな取り組みと日々の努力は確実に部を強くしているのだ。

ここ3・4年でソフトテニス部女子は大きな変化を見せている。現在3年生の代からちょうどアスリート選抜入試が始まって、部全体の底上げにもつながった。アスリート選抜入試で入ったメンバーはみんな高い意識を持って入部している。「相川のように高校で日本一になっている選手がいるので、そのやり方を踏まえて、今度は大学で日本一になるにはどうすればいいか考えている」と渡辺が話すよう彼女たちは、日々高い意識を持って練習に励んでいるのだ。        

新チームの目標は、チーム力を上げることと、団体戦に強いチームを作ること。秋は試合が立て続けにあるので、部全体で力を合わせてリーグ戦を戦っていく。

(10月25日・)



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