野球部

秋季リーグ戦2011 ―法大戦展望―



  いよいよ最終戦。相手はここまで勝ち点3で3位につける法大だ。


  1戦目、金光監督にマウンドを任されるのはもちろんエース・三上(4年=県岐阜商)だろう。切れ味抜群のスライダーに加え、春に習得したチェンジアップに磨きがかかった今季はここまで、防御率2.21現在リーグ2位という成績だ。春季先発で活躍した本格右腕・三嶋(3年=福岡工)に代わり、チームの大黒柱として試合を作ってきた。対早大1回戦では2回に4点を献上するも後半に持ち直し、9回を完投。優勝への望みをつなげた第3戦では走者を抱えながらも要所を抑え完封、打たれ強さも見せた。2戦目は秋デビューの1年生左腕・石田(広島工)だ。初登板から打者の内角をえぐる鋭いストレートを武器に明・慶・東大相手から3連勝を上げ絶好調。立大としては右打者がこれをいかに攻略できるかが勝ち点への重要な鍵となるだろう。また、強力先発陣を支える継投には守護神・三嶋が控える。先発が7回までリードを守り、三嶋で勝ち逃げるのが法大の勝利の方程式。法大に先制点を与えてはならない。


  その先制点を狙う打線には、17日の早大戦で決勝弾を放ち、現役最多となる通算安打84本を放っている多木(3年=坂出)、春季には那賀(社4)と首位打者を争った原田(4年=宇部商)、高校通算94本塁打を放ち、プロ注目の伊藤諒(1年=神港学園)といったタレントが名を連ねる。どこからでも一発のあるスラッガー揃いの打撃陣だが、今季は不振にあえいでいる分、ますは小室(済3)の先行白星に期待がかかる。


  4年生にとっては最後のリーグ戦。優勝の可能性は無くなってしまったものの、春季23季ぶりに4勝をもたらした彼らなら、有終の美を飾ってくれるだろう。

(10月19日・田中大志郎)


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