女子バドミントン部


期待の新星



 女子バドミントン部にはすでに横尾咲希(観1)、石崎智絵理(営1)、手塚舞(コ1)の新入生が入部している。東日本大震災の影響で中止となった春季リーグ戦の代わりに、春の練習の成果を確認するため、また新入生にリーグ戦の雰囲気を味わってもらうため、近隣の大学とリーグ戦同様の試合形式で合同練習会が行われることになった。3人はこの合同練習会で初めて大学の試合に出場し、日大、東経大という立大と同じ3部校相手に健闘。今回は、これからが注目の新入生を紹介したい。

横尾咲希  観光学部交流文化学科1年 西武台千葉高校出身

 チームのエースとして多くの試合で活躍している横尾麻衣(コ3)の妹。合同練習会では、中学生ぶりに姉妹でダブルスを組んだ二人。互いにシングルスプレイヤーのためダブルスの動きは未完成で、今回は敗北を喫した。だがアドバイスをし合い、6月の試合に向け調整を図る。
 高校で団体全国ベスト16、国体ベスト4の成績を残している彼女。金子監督の期待通りに、シングルスではチームに貢献した。大学での個人の目標はインカレに出て活躍すること。高校とは異なり、大学では仲間からの元気な応援で試合は盛り上がり、やりやすいという。新たな環境での、彼女の活躍が楽しみだ。



石崎智絵理  経営学部経営学科1年 新潟青陵高校出身

 夏に練習会があり、本学女子バドミントン部の雰囲気や先輩の優しさに引かれ、入学を決めた。現在はダブルスを組んだ卯木(社3)を始めとした優しい先輩と、明るい同期と、高校とは違う自主的にやる部活を楽しんでいる。
 石崎の持ち味は、癖のある打ち方。自身では意識していないそうだが、相手にとってはやりづらく感じさせるという。また、フェイントなどが来たら考えて返球するという頭脳派。打ち合いの粘り強さが大切な高校とは違って、考えてショットを打つことが重要な大学は、彼女のプレースタイルと相性が良いはずだ。



手塚舞  コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科1年 宇都宮中央女子高校出身

 日大戦では、大学で初めての試合にも関わらず、2−2と勝敗の懸かった第3シングルスを務めた。金子監督が「自滅することなく、強い相手に力で負けた。普通ではできないこと」と評価したように、物おじせず戦い抜く精神力を持った手塚。高校では全国大会に行っていないというが、監督から一目置かれ、非常に大きな期待を寄せられている。
 「ゲームの流れを自分の流れに持っていける選手になりたい」と頼もしい彼女。先輩は「自ら強くなろうとしている」という部の雰囲気の中で、彼女はさらなる成長を目指す。


 入部して間もないが、レギュラー入りし、即戦力となった3人。昨年の新人戦ダブルスで大島(コ2)・中森(観2)ペアが優勝したこと、そしてさらに3人がチームに加わったことで、部の層は厚みを増してきている。目標である「2部昇格」を果たすには、彼女たちの力が必要不可欠のはずだ。 まずは、6月に関東学生個人戦が行われる。期待の新星が挑んでいく、大学という新たな舞台。どんな活躍を見せてくれるのか、これから目が離せない。

(5月14日・小澤かほり)





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