射撃部

秋関本戦、そしてその先に向けて


  10月にある大一番、全日本学生ライフル射撃大会。その出場をかけて戦う舞台が 秋関本戦だ。本戦を1週間前に控えたレギュラー陣の中でそれぞれ男女団体の柱である、 主将・内田(法4)とARリーダーの武田(異4)に抱負を聞いた。

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―――個人戦への意気込みを教えてください。

内田:今回が学生最後の本戦になるので、とても重きを置 いています。そのために目標を設けていまして、それは全 ての種目で自己新を出してファイナルに進むことです。難 しいですが、最後にしっかり確立された試合を行いたいと 思っています。

武田:高校から7年間、射撃をやってきました。ここまで やってきた成果を出して、ファイナルに進むことを目標に しています。新しいコーチの指導などで成長できたところ があるので、得た力を発揮したいです。

―――団体の目標を!
内田:(男子団体の)目標は4位以上です。勝負を する以上、一番上を狙っていきたいとは思っていま すが、上位の3校はゆるぎないので。確実に4位を 取りたいです。次につなげるという気持ちと確実な 試合運営で結果を出していきたいと思っています。

武田:(女子団体は)上位を狙っていきたいと思 っていますが、このままの点数では狙えないです。 でも、とりあえず自分を信じていきたい。今まで自 分たちがやってきたものを信じて、一人ひとりが自 分を信じて、いい記録を出したいです。

内田が話す、「上位の3校」とは、日大・明大・中大の ことだ。団体戦における不動のトップ3であり、確かな実力で関東のトップに君臨 している。この3校にどのくらい追いつけるかが、立大の全日本出場の鍵となる。

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  今年度秋関本戦に臨むにあたり、立大射撃部は新しい試みを始めた。本戦前の2 日間、試合会場を用いてレギュラーのみで行う「本戦前合宿」だ。今までは、当日 会場入りしたらそのまま試合に臨むかたちをとっていたが、直前に同じ環境で練習 を行うことで安定した本射を行い点数のアップを図ることが目的だ。「最終準備段 階としての合宿です。そこで何か新しく得るものは無いですが、本戦でどういう風 に撃っていくかを確かめるためのものです」と、武田は言う。

  「全日本では泣きながら帰りたい」。これは5月に行われた春期関東大会後の、 副将・渡邉(文4)の言葉だ。自分を信じ、力を全て出し切った結果が全日本出場 につながること、そして部員の瞳がうれし涙で溢れることを期待したい。

(8月26日 三浦美紀)

※全日本学生大会選考方法
団体・・・秋関の成績を基準に日本学生ライフル射撃連盟が選考した、男女各8乃至 6団体が出場。
個人・・・秋関の成績を基準に日本学生ライフル射撃連盟が選考する。


◆大会日程◆
平成23年度関東学生ライフル射撃選手権秋季大会
9月2日〜4日
埼玉県長瀞総合射撃場

第57回全日本学生ライフル射撃選手権大会 兼 第23回全日本女子学生ライフル 射撃選手権大会
10月7日〜10日
大阪府能勢町ライフル射撃場



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