それでも笑顔でいてほしい



  「喜びすぎじゃない?」――隣で観戦していたどこかの学生が笑う。ポイントが決まる度に、こぶしを突き上げ、跳ね上がって、顔をくしゃくしゃにして、ハイタッチ。確かに他のチームの試合を見てしまうと、どこか違和感を感じざるを得ないこの光景。 間違いなく、こんないいチームは立教くらいだ。



  初めに言っておくと、そんないいチームでも負けることはある。秋の2部リーグ戦では6連敗。試合後、監督に叱咤(しった)される選手たちを横目に、そっと帰ったこともあった。苦しい時期は続いたが、第7節で初勝利を挙げると、残る試合を3連勝。つまり、詳しいことは過去の記事を見て頂ければわかる。ここでは、担当記者として、立教大学女子バレーボール部の一ファンとして、各学年の良さを伝えられたらと思い、それぞれが筆をとった。ちなみに上の写真も下の写真も、セットポイントでもなければマッチポイントでもない。これが1ゲーム続くのだから、こんな笑顔のチーム、ほかにはない。

  ちなみに「笑顔勝利」という女子バレーボール部のスローガンは、代々引き継がれているものだ。是非、そのスローガンについて書かれている昨年の「それでも笑顔でいてほしい」(リンクは左)を読んだ上で、今年のクローズアップを読んでほしい。






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