春季リーグ戦2012

―法大戦展望―
HONKI‐D‐



  


   初戦の相手は第一週に慶大から勝ち点をあげた法大。大学通算100安打を目前にする巧打者・多木(4年=坂出)や最速155キロの速球を武器とする三嶋(4年=福岡工)など好選手を擁している。勝ち点を獲得し、勢いに乗るのはどちらの大学か。いよいよ立大が神宮に登場する!

大学通算100安打が目前の多木
  打線の軸はやはり不動の3番打者多木だろう。他にも俊足巧打のリードオフマンであり主将の建部(4年=桐光学園)やパンチ力のある岩澤(4年=安房)、伊藤慎(4年=常葉菊川)などを中心に上位打線が固まるだろう。さらに昨年4番を務めた伊藤諒(2年=神港学園)がどの打順に座るかにも注意する必要がある。慶大戦でもチーム安打数が多く、全体として機動力というよりは一発を狙える打線になっている。1年のころから全試合スタメンで出場している多木の通算打率は.300。この数字が示している通り、安定した打撃力を持っていることがうかがえる。要注意打者だ!

  投手陣で鍵になってくるのは三嶋の起用法だろう。最速155キロの速球を武器にするも、昨季先発転向してからはうまくペース配分ができず、その威力は鳴りを潜めていた。三嶋を絶対的守護神として抑えに回すというのも1つの手だろう。有力な先発候補として名が挙がるのが新人ながら昨秋3勝をマークした左腕・石田(2年・広島工)だ。オープン戦で最速145キロを計測し、防御率2.22の彼が先発の一角を担うことは間違いないだろう。残りの枠は昨年に比べ、ボールのキレやコントロールが良くなり、オープン戦でも好投していた船本(3年=桐蔭学園)、新人戦で活躍し、成長著しい梅田(3年・秀岳館)が争うことだろう。

  近年最高の戦力の立大。『優勝』に向けて是が非でも勝ち点を奪取したい。




◆さあ、神宮へ行こう!◆
4/21 (土) 対法大 12:30〜
4/22 (日) 対法大 10:30〜

次回は「早大戦展望」です。お楽しみに!
(4月19日・島村海斗)





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