春季リーグ戦2012

―東大戦展望―
HONKI‐F‐



  春季リーグ戦も中盤。勝ち点を奪えないままの立大が迎え撃つは東大だ。
  28季連続最下位と、低迷を続ける東大。今季も勝敗表には黒星が並んでいる。その「最下位脱出」を目指し、主将・永井(4年=東海)率いる東大は、「考える野球」で挑んでくる。

   オフシーズンは基礎練習、特に守備を徹底。いかに無駄な失点をせず、相手に本塁を踏ませないか。その"守り勝つ野球"が、彼らの目指す「考える野球」だ。

   その東大野球を支えているのが充実した投手陣。まず主力となってくるのは、今季の開幕投手を務めた香取(4年=筑波大駒場)だろう。彼は昨秋の立大から代打で安打を奪ったという、投打両方に自身を持つ選手だ。さらに、昨年からマウンドに立っている初馬(2年=桐朋)、そして昨年のエース・鈴木(3年=時習館)も後に控える。 打撃陣では、主力だった4年生の穴をどう埋めるかがカギに。その中でも、強肩・俊足の主将・永井がチームを引っ張る。永井の外野からの鋭い送球は脅威になってくるだろう。そして今リーグ戦、波に乗る慶大から適時打を放った成瀬(4年=学芸大付)が光る。昨シーズンでは打率9分7厘と奮わなかった。しかし一転、現時点では2割7分2厘と、ラストイヤーの奮起を見せている。また高い打力を買われ、投手・香取の外野併用も囁かれる。その東大打線を支えるのが舘(4年=富山中部)だ。昨シーズン、打率2割9分と東大一の打撃成績を誇り、4番を任される実力の持ち主だ。

  東大悲願の「最下位脱出」へ。リーグ中盤、東大は調子を上げてきている。そんな彼らの猛攻に油断はできない。凡打に悩まされる立大。東大の考え尽くされた、「守りの野球」からいかに点を奪えるか。誰よりも選手たちが望んでいるだろう勝ち点を!神宮で喜びを分かち合いたい。

◆さあ、神宮へ行こう!◆
5/12(土) 対東大 13:30〜
5/13(日) 対東大 11:00〜

次回は「慶大戦展望」です。お楽しみに!
(5月7日・寺門奈緒)





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