秋季リーグ戦2012

―大塚淳人監督、宮村遼太学生コーチ インタビュー―
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   宮崎での夏のキャンプを終え、秋季リーグ戦まで残り2週間余り。99年秋以来、26季ぶりとなる『優勝』に向け、決意を伺った。第1回となる今回は大塚淳人監督(昭57法卒=岐阜)と宮村遼太学生コーチ(コ4=広島新庄)です。

☆大塚淳人監督(昭57法卒=岐阜)


大塚淳人監督
――2週間弱の宮崎キャンプはいかがでしたか
   天候にも恵まれて、新座グラウンドよりも涼しく、過ごしやすかったです。夏の暑い中でいい練習ができ、充実したキャンプでした


――具体的にはどういった練習に重きを置いたのでしょうか
   チーム力を一気に上げる時間もないですし、メンバーがガラリと変わることもないので、春季リーグ戦での課題をつぶしていくということを主眼に置いてやりました。特別なことはやらずに実践を多くやるなかで、(実践で)使えるプレーを多くしていこうという練習をやってきましたね


――宮崎でのオープン戦はロースコアな試合が多かったですが、監督自身どう捉えていますか
   春季リーグ戦の途中で優勝争いから脱落してしまったこともあり、秋季リーグ戦に向けて若手の投手に経験させようということで、投げさせていました。その成果がでてきたという印象はあります。齋藤(営1=成田)、小林昌(社1=佐久長聖)、川端大翔(済2=沼田)、矢部(社3=立教新座)らが投げられるようになってきました。ただ8月初め頃の試合というのはどこのチームも打てないのは同じなので、それが本物かどうかは関東でのオープン戦で試し、仕上げていきたいですね


――春季リーグ戦を振り返ってみていかがですか
   それなりの力だったのではないでしょうか。春季リーグ戦は期待されていましたが、小室(済4=日野)が崩れれば勝てないという課題は克服できませんでした。小室がマウンドを降りても、きちんと勝てる投手力を作らなければいけないと思っています


――秋季リーグ戦でのポイントとは
   ポジションです。捕手を含めたバッテリーですね。小室が崩れてもなんとか最後まで粘れるような投手力、投手層も含めて作っていきたいです。春季リーグ戦時よりは良くなっているとは思います


――秋季リーグ戦に向けての抱負をお願いします
   リーグ戦は勢いに乗ったところが強いと思います。とにかく食らいついて、1つ2つ勝ち点を重ねることによって勢いに乗っていきたいと思います。投手が何点に抑えるかによって試合展開は変わってくるので、粘って勝ち点を増やしていきたいですね


――ありがとうございました!



☆宮村遼太学生コーチ(コ4=広島新庄)


宮村遼太学生コーチ
――2週間弱の宮崎キャンプはいかがでしたか
   かなり充実したキャンプを過ごせました。天候にも恵まれたというのもありますし、大きなけが人も出なかったので良かったと思います


――どういった内容の練習をされたのでしょうか
   シートバッティングや紅白戦、投手を入れての投内連携などです。9回同点の場面で、守備側は絶対走者を進めない、攻撃側は絶対送らなければならない。プレシャーをかけながら緊張感を持った練習をしましたね。打撃練習は今まで、野手やコーチ陣が投げていたのですが、より実践に近い球を打てるように今夏は投手を連れていきました。質を高めていきましたね ――具体的にはどういった練習に重きを置いたのでしょうか


――チームにおける役割を教えてください
   基本的にはAチーム(1軍)担当なので、Aの練習を見ていますが、時間が許す限りはCチームやDチームを見たりはします。(試合中の役割は)守備位置などの指示を大塚監督さんから聞いて伝達しています。学生コーチは監督さんと選手の橋渡しの役目だと思っています


――ラストシーズンとなる秋季リーグ戦の目標をお願いします
   当然優勝は目標ですが、春季リーグ戦は「優勝!優勝!」と言っていて、目の前の一球や一つのプレーを詰められてなかったのがありました。秋季リーグ戦はこの一球、この一本を大切にしていって、結果的に優勝に繋がれば一番いいかなと思っています。「練習の中から一球を大切に」というのを全員の意思統一としてやっていきたいと思いますね


――ありがとうございました!


次回は松本幸一郎選手(コ4=横浜)と小室正人選手(済4=日野)です。お楽しみに!


(8月26日・取材=石井文敏、編集=古川詩織、永野伽那子)


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