秋季リーグ戦2012

―慶大戦展望―
HONKI‐O‐




  今春は悔しくも5位という結果に沈んだ立大。雪辱を果たすべく迎える秋季リーグ戦の初戦の相手は前節3位の慶大だ。はたして軍配が上がり、勢いをつけるのはどちらの大学か。

  8年ぶりの秋Vを狙う慶大は投打に充実する。投手で目を見張るのはやはり現役最多21勝の左腕竹内大(4年=中京大中京)とけがが完治し、今春、早慶戦1回戦で先発復帰し、8回1/3を投げた最速155`を誇る右腕福谷(4年=横須賀)のWエースだ。さらにバックには山形(3年=土佐)、只野(4年=慶應義塾)、竹林(3年=慶應湘南藤沢)が控えるなど投手陣の層は厚い。守りでは今春、失策数で6個と六大学の中で最も少なく、けが人がいながらも守りの野球を貫いた。離脱者なしの万全の態勢で臨めば、さらに強固な壁となる。
  打撃陣では今春4割4分7厘という圧倒的な打率で首位打者を獲得した阿加多(4年=慶應義塾)を筆頭に、本塁打3本放った主将・山ア錬(4年=慶應義塾)、けがから復帰した藤本(2年=慶應義塾)がクリーンアップに座ることになるだろう。他にも1年生ながらレギュラーで本塁打を放つなど長打に期待がかかる横尾(1年=日大三)や外野の激しいレギュラー争いを繰り広げる谷田(1年=慶應義塾)ら。また今春に5つの盗塁を決め、ベストナインにも輝いた福富(4年=慶應義塾)が健在。辰巳(4年=郡山)との1、2番コンビが機能すれば、脅威となる。

  「一戦一戦を戦っていくだけ。リーグ戦は勢いに乗ったところが強い。1、2点から勝ち点を重ねて徐々に勢いに乗っていきたい」と大塚淳人監督(昭57法卒=岐阜)は秋季リーグ戦に向けてコメント。また主将・松本幸(コ4=横浜)も序盤の法大、早大戦で4連敗を喫し、優勝戦線から離脱した今春の反省を踏まえ、「悔いのないようにしたい。一試合、一試合を大事したい」と『一戦必勝』をかかげる。いざ99年秋以来となる『優勝』へ、決戦の時が来た!


◆さあ、神宮へ行こう!◆
9/8(土) 対慶大 13:30〜
9/9(日) 対慶大 11:00〜

次回は「明大戦展望」です。お楽しみに!
(9月6日・島村海斗)





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