第20回オール立教スイミングフェスティバル


   年に一度、立教学院(立教小学校、立教女学院小学校、立教池袋中・高等学校、立教新座中・高等学校、立教女学院中・高等学校、立教大学)の水泳部員が集まり「オール立教スイミングフェスティバル」(以下オール立教)が開催される。それも今年で20回目。立教の名のもとに日々練習に励む選手たちが親睦を深める貴重な場だ。今回は、その中で普段の試合とは違う一面を見せる選手たちに迫る。 


   立教小学校・立教女学院小学校の代表者、そして立教大学体育会水泳部主将・大橋(法3)の3人による選手宣誓から始まったオール立教。フェスティバルと称されるだけあり、小学生と遊ぶ大学生や大学生の応援を真似する小学生がいるなど、プールサイドも盛り上がっていた。各種目で学校や学年関係のないレース。下の学年は上級生に少しでも食らいつこうと泳ぎ、上級生はそれに応えて手加減することなく泳ぐ真剣勝負も多々見られた。他にも、ビート板を手に、25m先のゴールに向かってひたすらバタ足をし続けてその速さを競う「25mキックレース」や、50mをいかに1分ちょうどて泳ぐことができるかを競う「1分間レース」といった全員が楽しめ、勝てるプログラムも組まれていた。



   プログラムがすべて終わり、写真撮影のあとは懇親会。学年関係なく和気あいあいと話す選手たちの姿があった。また、MVP、優秀選手などの表彰があり、受賞した選手たちはそれぞれの大会に向けて気合のこもった一言を放った。そして最後は増田(営1)のエールで締めた。「立教学院の今後の発展と健闘を祈って――」。

   終始、笑い声の絶えなかったオール立教。子どもたちの姿を見て、選手たちはそれぞれ感じるものがあっただろう。受け取った勢いを背に、立大のスイマーたちはここからまた加速する。

(12月19日 長倉慧)





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