女子バドミントン部
春季リーグ戦を終えて 主将交代、引退
春季リーグ戦を終えて 主将交代、引退
「２部昇格」という目標を掲げ練習に励んできた女子バドミントン部。しかしこの春季リーグ戦では昨年の秋季リーグ戦で降格してきた東京情報大に破れ、その夢は次の秋のリーグ戦まで持ち越しとなった。そしてこの大会の終わりは同時に、主将交代、佐藤（コ４）の引退を意味していた。今まで主将を務めてきた横尾麻（コ４）と引退を決めている佐藤に今の心境を聞いた。
横尾麻衣
 |
||
主将を務めてきた横尾麻 |
やっぱり悔しい。自分が２本落としちゃったっていうのもあるし、ずっと２部昇格って言ってきて、自分が主将をやるのは今日で最後だし。悔しいです。
――試合全体を振り返って
妹のシングルは良かったが・・・ダブルスがちょっと個人個人プレーしてて、向こうのほうがダブルスらしいプレーをしていた。ダブルスの差が大きいのかな。
――自分の試合について
シングルスはミスが多くて、そのミスが減ればもっと良かったのかなって。ダブルスはいつもより打って粘ったんですけど、前衛とうまくローテーションすることができなかったのが欠点。あとは体力がないのが欠点。２試合目は足が動かなくて、体は行ったんですけど、足が止まっちゃってダメでした。
 |
||
横尾姉妹 |
――チームに足りないものは
情報と比べると、応援はすごく勝っているが、スピードが足りない。あとは向こうにはコーチが付いているが、立教はいない。教えてもらっている分上手いなあ、と。立教は教えてもらう人がいない分、不利かなと思いました。
――秋からの成長点は
チームに一体感も出たし、前よりもダブルスもシングルも競れてて、ちょっとは進歩しているのかなとは思いました。
――今大会ではレギュラーではないメンバーが今回多く出場したが
レギュラーが３本一気にとって、その分他で回せるというのは今までなかったので、すごく良い。１位校との差はあると思うが、下位校との差もあるのかなって。３本一気にとって、メンチェンで出た子は負けちゃう試合が多かったが、いい試合をしていることもあったので、その分、立教の下も強くなったかなと思います。
――主将としての１年を振り返ってみて
最初は慣れなかったし、どうしていいのかも分からなかった。自分の練習もあってやりずらかった。半年くらい経ってみて、主将をやっていて良かったなあと思うし、立教で良かったなあ、と思って。自分が言ったことを一生懸命聞いてくれるとか、言葉足らずなんですけど、集合した時に言った言葉をちゃんと感じ取ってくれる後輩たちがいて、自分の指示にテキパキ動いてくれて、自分の足りない部分を同期や後輩が補ってくれて、立教で良かったなあと。
――次の主将・中森さんに期待することは
彼女はストイックなので、メニュー的には全然大丈夫だと思うので、今年１年生がアスリートや自由選が誰も入ってきていない分、きついところあると思うが、その代らしく頑張ってほしい。
佐藤美友貴
 |
||
佐藤（右）と中森 |
――引退について
２部あがるためにずっと練習してきたから正直自分の引退というよりもチームの負けっていうのが大きい。この悔しさをまた練習しようっていつもだったらなるけどそれはないんだなって実感するのはもうちょっと後かなっていう気がします。
――最後の試合となった尚美学園大戦について
私が試合に出られたのはレギュラーが勝ってくれたからこそであるからレギュラーの人たちに感謝。本当ならレギュラー出てれば５−０で勝てた試合に私を出して応援してくれたみんなにも感謝したい。自分的には納得いかないところもあったんですけどみんなが優しく一番よかったよってあったかい言葉をかけてくれたので感謝というその一言に尽きる試合となりました。
――試合ご監督さんが佐藤さんをまず第一にほめていました
直接聞いてないです！（笑）そうなんですか…嬉しいです！
――４年間振り返って
入部したとき印象的だったのは、横尾とかはすぐ試合に出ていて、その時は同期にすごい人たちがいるんだ、わくわくっていう気持ちで見ていたんですけど、でもいつしかそれが悔しさというかいつか一緒にリーグに出て戦いたいと思うようになって、リーグを目指して練習するようになった。先輩と一緒にダブルスに出してくれたこととか同じ舞台に立てたというのは４年間でも自分にとって大きかった。
――後輩に伝えたいこと
立教のチームは力の差があるんですけど、リーグってすごいなって場所じゃなくてみんなが目指せる場所だと思うからみんなリーグを目指してほしいです。
同じく４年生である卯木（社４）は引退をせず今後も現役を続けることを決めている。彼女の活躍にはこれからも目が離せない。そして１年生も入部したこの新しいチームをまとめるのは主将を任された中森（観３）。次の昇格のチャンスは秋季リーグ戦。今回惜しくもかなわなかった「２部昇格」の夢は次の世代へと託された。
（５月17日・岩間友宏）