春季リーグ戦2013

―法大戦展望―
熱くなれ-B-



  明大戦では惜しくも敗れ勝ち点を落とした立大。今週立ちはだかるのは昨秋の王者法大だ。今季もここまで無敗と勢いに乗っているチームだが、立大の持ち味である粘り強さを見せ全力で勝ちにいく。

  優勝の立役者・三嶋(現・DeNA)が抜けても投手陣は充実している。先発の柱となるのはエース船本(4年=桐蔭学園)、慶大戦でリーグ戦初の完封勝利をあげた石田(3年=広島工)の2人だろう。特に石田はこれまで15回を投げ25奪三振、自責点0。4つの勝ち星はすべて先発投手についており、安定した戦いぶりがうかがえる。そして打撃陣も破壊力抜群だ。現在大城戸(4年=藤井学園寒川)、主将・河合(4年=中京大中京)は打撃成績で1、2位を占めている。さらに今季からリーグ戦出場を果たしている蔵桝(2年=広陵)と皆川(2年=西武台千葉)の2年生コンビにも警戒が必要だ。特に皆川はここまで4試合で5安打7犠打と得点のお膳立てをする役割を果たしている。彼に仕事をさせないことも法大攻略のカギとなりそうだ。

  対する立大はここまで2カードでいずれも3回戦まで戦う粘り強さを見せた。その原動力は何と言っても堅い守りと層の厚い投手陣だろう。開幕投手の齋藤(営2=成田)はもちろん、澤田圭(コ1=大阪桐蔭)や田村(コ1=報徳学園)らルーキーの活躍も目立つ。特に澤田はここまで未勝利ながら19回を投げ防御率0.47という安定した投球を披露している。打撃陣では現在打率立大トップの.455を誇る安田(済3=桐蔭学園)に注目だ。1、2番コンビである彼と大城(コ2=興南)が出塁すれば岡部(コ3=帝京)、寺田(社2=神戸国際大付)、平原(文4=帝京)のクリーンナップで得点を狙えるだろう。また今季の勝利は二場(コ4=田川)の存在なしには語れない。前の2カードではいずれも決勝となるタイムリーヒットを放ち、波に乗っている。6試合を戦った経験と勝利への執念は決して負けていない。立大の粘りの野球で秋春連覇を狙う法大の行く手を阻みたい。


◆さあ、神宮へ行こう!◆
5/4(土) 対法大 11:00〜
5/5(日) 対法大 13:30〜

次回は「早大戦展望」です。お楽しみに!
(5月2日・永野伽那子)





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