秋季リーグ戦2013

―慶大戦展望―

熱くなれ‐E‐



   14日に開幕した東京六大学野球秋季リーグ戦。立大が初戦で相対するのは、今春5位に終わった慶大だ。今春3位と、2年ぶりのAクラスを勝ち取った立大としては絶対に負けられない。99年秋以来の悲願の優勝へ。慶大相手から勝利をもぎ取り、今季の戦いに弾みをつけたいところだ。

   最速155`右腕、エース・白村(4年=慶応義塾)が今春まさかの不調に終わった。チームの大黒柱として期待されるも、終わってみれば2勝4敗、防御率4.47と最後まで本来の力を発揮することはできなかった。これに呼応するかのように、慶大投手陣は相次いで不調。昨年のリーグ戦で福谷(現・中日)、竹内(現・トヨタ自動車)のWエースを擁した投手王国の面影がそこにはなかった。打撃陣も中軸の谷田(2年=慶応義塾)、横尾(2年=日大三)、藤本知(3年=慶応義塾)が揃って打撃不振に。先頭打者の佐藤旭(3年=慶応義塾)が打率.313と結果を残していただけに、クリーンアップの不調が得点力不足に響いてしまった。しかし、もともと実力のある選手が多く在籍する慶大。1年生、2年生と若い力も確実に伸びてきており、決して油断のできない相手だ。


    今春のリーグ戦で3位となった立大。若き2投手の活躍が、立大をAクラスに押し上げたと言っても過言ではないだろう。齋藤(営2=成田)と澤田圭(コ1=大阪桐蔭)。それぞれ防御率1位と2位を獲得した好投手だ。今秋の戦いでも彼らの活躍は欠かせない。怪我からの復帰を果たした矢部(社4=立教新座)、貴重なサウスポーの大澤(コ3=彦根東)らも彼らに負けてはいられないだろう。また打撃陣では、最後のリーグ戦を迎える主将・平原(文4=帝京)を始め、夏季オープン戦で3番に座った大城(コ2=興南)、今春リーグ中盤に4番を任された我如古(営3=興南)らに大きな期待が寄せられる。投打ともに上級生と下級生のバランスが取れており、盤石の体制で慶大を迎え撃つ。

    今季の戦い方として、守り勝つ野球を掲げた大塚淳人監督(昭58年法卒=岐阜)。無駄な失点を抑え、効率良く得点を重ねることを目指す。「ここまでの練習で、やりたいことはほぼやることができた。あとは神宮でのびのびプレーするだけ」。監督のその言葉通り、選手それぞれが持ち味を発揮し、思いきりの良いプレーができれば結果は自ずと付いてくるはずだ。今春を超える感動を。初戦の相手は対慶大。2カ月にも及ぶ長いシーズンの幕開けだ!


◆さあ、神宮へ行こう!◆
9/21(土) 対法大 11:00〜
9/22(日) 対法大 13:30〜

次回は熱くなれ-F-です。お楽しみに!
(9月14日・竹中進)





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