秋季リーグ戦2014

―東大戦展望―

和〜一球のために〜21〜


   大・慶大から勝ち点を奪い、開幕4連勝と絶好のスタートを切った立大。現在、明大とともに秋季リーグ戦首位を走っている。立大の開幕からの4連勝は、00年春以来14年ぶりのことだ。波に乗る立大が次に迎え撃つは東大。連敗記録を82まで更新している相手ではあるが、後半戦好スタートを決めるためにも一切手を抜けない戦いとなる。

チーム首位打者の山本克
       第4週、早大にも2連敗を喫し開幕6連敗となった東大だが、攻守に輝きを放つ選手も見られた。リーグ7位の.348という高打率を残しているのは山本克(2年=聖光学院)。早大1回戦では4安打の固め打ち。脅威の活躍を見せた。同じくクリーンアップを務める笠原(4年=甲陽学院)も好調なだけに、上位打線には注意が必要だ。

    投手陣では若い力の躍動が目立っている。吉川(2年=城北)は序盤戦での好投から、早大との1、2回戦では両日ともに先発を託された。この秋、初めて神宮のマウンドへ登った宮台(1年=湘南)は貴重な左投手として中継ぎで出番を待つ。
今秋、初めて神宮のマウンドへ登った1年生の宮台


      立大が開幕4連勝を決めた原動力となっているのは、防御率0.45でリーグ1位の澤田(コ2=大阪桐蔭)の抜群の安定感と、リーグ2位の打率.462を誇る主砲・岡部(コ4=帝京)の力に他ならない。しかし、今秋から新たに加わった戦力も存在感を放っている。2回戦での先発マウンドを任されている藤田(営1=県岐阜商)は勝負所での粘りの投球が光り、ここまでに2勝を挙げている。投打二刀流として注目される川端(済4=沼田)は、慶大2回戦で12年秋以来となる神宮のマウンドで快投した。この秋リーグ戦デビューとなった田中和(法2=西南学院)は、慶大1回戦でチーム第1号の本塁打を放つなど打撃好調だ。このような今季からの新戦力が期待以上の活躍を見せ、立大の快進撃を支えている。

       東大に2連勝して開幕6連勝となれば、実に56年ぶりの快挙となる。そして、その先の栄冠へ。ここからは1戦1戦が重要な試合となる。この秋、神宮で躍動するピンストライプのユニフォームから引き続き目が離せない。


◆さあ、神宮へ行こう!◆
10/11(土) 対東大 13:30〜
10/12(日) 対東大 11:00〜
(10月8日・赤津亮太)





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