ゴルフ部

春季対抗戦直前ロングインタビュー


vol.7、鈴木將代

〜みんなと一緒に〜

  
今年度の女子主将を務める鈴木將代(営4)。
前主将から引き継いだ思いを胸に、努力を重ねている。
そんな彼女に、今年のゴルフ部について、そして目標について尋ねた。


鈴木將代(営4)


――昨年1年間を振り返って頂けますか
春は落ちてしまって、私は秋も一応試合は出たんですけど、どっちもスコア採用されてないんで、今年の春は昨年度みたいに落ちないように今はすごい対策しています。具体的には、女子は練習日少し増やしました。昨年度は週一回だったんですけど、週二とか男女合同練習とかを増やして。練習日数増やすのと、朝練習をちょっと、今朝練習は筋トレをやってるんですけど、それもトレーニング変えたりとかしてやってきました。

――その成果は出そうですか

 今2年生の子たちがすごいスコア伸びてて、昨年度100切れなかった子たちが普通に80台出せるようになってきて、大会でどうなるか分からないですけど少しずつは出るようになってきてますね。

――レギュラー争いも激しいですか
激しいですね。今年結構、まあ森川は断トツで1位なんですけど、2位から5位辺りがずっと競ってる状態ですね。

――昨秋は大逆転という展開でしたが、振り返って頂けますか
秋は初日で最下位だったので結構モチベーションは全員下がっちゃってたんですけど、でも二日目実は私一位になったの全然気付いてなくて他大学に言われて気付いて、でも三人出て二人のスコアでやってるので、ギリギリだったと思います。

――今年主将ということで、前主将の籏さん(14年卒)から何か声をかけられたりはありましたか
ゴルフ部はずっと伝統重視の部活だったんですけど最近ちょっと変えて、いろいろ部活の制度が変わったんですけど、それをいい風に変えれるように頑張って欲しいということを言われて、今一生懸命頑張っているところです。

――具体的には、こう変えていきたいなとかありますか
経験者の子たちが下の子多くなってきてるんで、そういう子たちをどう活かせるか。そういう子たちが能力活かせる環境を私たちの時はそういう環境じゃなかったんで、スコア出せるような部活にしていきたいなと思ってます。

――秋終わってから時間があったと思いますが、何か取り組まれたことはありますか
就活があったんで、でもその就活の合間を見つけながらずっと練習していました。結構前よりも意識もっと強くして、全体練習が週二回しかないので、他の曜日は自分でも行くようにみんなで今してます。

――秋から今までで良くなったと思うところはありますか
やっぱり人数増えたことですかね(笑) 1年生が15人入ったことが大きくて、私たちが1年生の時とかはやっぱ今の同期4人しかいないんで少なかったんですけど。人数多いといろんな面で不便な面もあるんですけど便利な面も多くて、そこはいいかなと思います。例えば、役割分担が上手く出来るようになるので、一人一人の仕事の量が減る分やっぱ練習に時間割けるのがいいかなと思いますね。

――大会までに「これやらなきゃいけないな」と思っていることはありますか
一番自分にとって不得意なところを重点的に練習するとか、あとやっぱ気持ちの面をみんなで、もうちょっとモチベーション上げてかなきゃいけないかなと思ってます。

――鈴木さんの得意な部分と不得意な部分とは何ですか
不得意な部分はアプローチとパターがすごく不得意なんですけど、得意なのは今ドライバーはそんなに曲がってない気がしますね。去年はもう右左にすごい曲がってて、すごい苦労したんですけど今年そんなにそこまでドライバーは曲がってないかなと思いますね。

――フレンドシップカントリークラブ(春季対抗戦会場)とはどのようなコースなのでしょうか
林間コースで、距離は女子今年Cブロックはすごい短いんですけど、1打目とか2打目を曲げちゃうと1打やっぱ無駄になっちゃうから、いかにフェアウェイキープしていくかと、あとグリーン周りにバンカー多いんでそこをどう対策していくかということが大切なコースだと思いますね。

――昨年春と同じ場所というわけですが、昨年の経験を活かせますかね
昨年まわっている分去年よりはコースの状態とかは覚えてるんで、去年よりはコースマネジメントは出来るのでそこをどう活かしていくかですね。

――結構難しいコースなのですか
多分難しくは無いんですけど、ピンの位置が何か結構際どいというか、短いので際どいとこにあるのでちょっと難しい、女子はちょっと男子と違ってボール止まらないので、距離感がちょっと難しい感じで。細かいところが難しいですね。

――今シーズンは主将として迎えているわけですけども、いかがですか
まだまだ主将やってからそんなに長く時間も経ってないので、すごい頼りのない主将だと思うんですけど。しっかりチームをまとめて私が引っ張っていかないとチームがついて来ないんで、ちょっと気持ちをちゃんと切り替えて頑張ろうと思ってます!


――高木さん(済4)が「鈴木さんは後輩の面倒見がいいから、私はそれ以外のことをサポートしたい」とおっしゃっていました
後輩とはなるべく結構ご飯とかも行って一人一人と話とかすようにはしてます。それ以外の面では高木とかに色々サポートしてもらったりとかですね。私の方が多分、後輩が話しやすいのは私の方かなと思うので、そこ活かしてちょっと色々相談とか聞いたりしています。私はどちらかというと引っ張って行けるタイプじゃないんで、周りをサポートしながら導いていきたいですね。

――理想の主将像とかはありますか
こっちから一方的にならないようにしたいなとずっと思ってて、後輩も多い分その子たちの意見も聞いてあげれる、あとは意見を言いやすい環境にしてあげたいなとずっと思ってます。女子はもう最近いろいろ後輩の方が上手で、森川の方が上手いから森川からも結構アドバイス貰ったりとか出来るような環境にしたいなと思っています。

――後輩でも上手なポイントとか、ですかね?
そうですね。最近よくやってるのは、女子合宿とかではお互いにどこ悪かったか言って直すようにしたりとか結構やってみたりとかしてます。今までやっぱり出来なかったから、やっぱり後輩から見た目線とかあって、そういうとこ教えてもらえるとすごいこっちも勉強になるし。あと私たちも後輩のこと結構見るようになるからすごい良くなってる気がします。

――4年間の思いはありますか
やっぱり辛い思い出が多いんですけど、最後4年生としてせっかく高木と一緒に出れるというか、高木は去年どっちともレギュラーとしては出てなかったから、2人でようやく出れることになったから絶対に降格だけはしないように。残留で、上手くいったら昇格ラインを目標でやっていきたいと思ってます。

――今シーズンの目標はありますか
結構他大学が経験者の子たち引っ張ってきてて上手いので、残留争いも結構厳しいと思うので、とりあえずはもう残留を。昇格を本当は目指したいんですけど、降格だけはしないように、去年みたいに降格しちゃうとやっぱ大変なので。降格しないように頑張っていきたいと思います。

――男子からパワー貰うとかありますか
やっぱり男子、伝統でこう男女お互いに応援に行くっていうのがあるので、男子がギャラリーでズラーっていてくれるとすごい頑張ろうって思える、なんか安心するんですよね。帰ってきた!みたいな。やっぱラウンドしてる時に「あともうちょっとでみんないる」みたいな。だからそれは大きいかなと!

――男子のサポートも大きいですか
今年車を出せる女子が一人もいなくて。免許持ってないんですよね。それで男子が、今回のリーグ戦の時も三崎は車出すためにだけ来てくれるから、そういうサポートがなきゃ出来ないので。電車じゃちょっとキツいので、そういう面では男子がすごいサポートしてくれてるので助かってます。

――そうすると女子の選手も「男子のためにも」というところがありますかね
そうですね。やっぱり男子のリーグ戦前とか女子の下の子たちもテキパキ動いてくれたりとか試合当日も男子のために結構サポートしたりとか、お互いに試合の時はサポートし合えるようにしてるので。いい関係かと思います(笑)

――春の二日間の展望などありますか
やっぱ初日に、前の秋のリーグ戦とか初日に最下位になっちゃうと、やっぱ気持ちの面で焦りとか出ちゃうので、初日でまあそこそこの位置について二日目で余裕もって挽回狙って行けるような感じにはしたいなと思ってますけど。

――立教の強みは何ですか
他の大学に比べて男女の仲がいい、というのが強いかなと思います。そこですかね。

――では最後に、今シーズンの抱負をお願いします!
今2年生の子たちもメキメキ成長してるので、春はどうなるか分からないんですけど、秋のリーグ戦までには絶対に昇格出来るレベルまでには持っていきたいなと思っています!まだまだ私の引退まで期間はあるのでみんなで、女子初心者多いんですけどそれにもめげずに頑張っていきたいなと思います。春は残留、降格は絶対無いように。それで秋は昇格目指して行けるようなレベルに作っていきたいと思ってます!

――ありがとうございました!


春は残留、秋で昇格。
鈴木は目標をこう語ってくれた。。
負けず嫌いな1、2年生が成長すれば、決して高い壁ではないはずだ。 その部員たちをまとめる鈴木には、
大きな期待とプレッシャーがかかっているだろう。
しかし、泣いても笑っても残すはあと1年。
彼女ならやってくれるはずだ。

(6月2日・編集:岡田祐樹、インタビュー:岡田祐樹、赤津亮太、西村南海子)



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