関カレ直前インタビュー


  今年もまた関カレが幕を開ける。水泳は個人競技だと思われがちだが、今大会は部がひとつのチームとなって戦う団体戦。テーマ“団結”の下、部員一人一人が仲間のために、チームのために、心を合わせる。


関カレ直前インタビュー・4年生編


  1年間部をまとめ上げてきた4年部員にとって集大成となる今大会。関カレでは大学水泳に懸けた4年間を、そしてこれまでの水泳人生のすべてを泳ぎにぶつける。そんな彼らが意気込みを語ってくれた。

【質問内容】
@この夏強化したこと
A関カレでの目標
B自分のここを見ろ!

伊藤将(コ4) 200m・400m自由形
@ストロークをちょっといつもと変えました。泳ぎ方を変えることで楽に泳げるようになったりするかなと思って。
A大学入ってまだベストが出ていないのでベストを出したいなってことと、あわよくば決勝に残りたいなと思っています。
B最後の50mを気持ちのせて泳ぐので、しっかり見ていてほしいなって思います。特に200mで。

大山和也(コ4) 200m・400m個人メドレー
@平泳ぎです。長水路で一番キツイところで一番重要なのが平泳ぎなので、相手に負けないように重点的に鍛えました。
A一昨年からベストが出ていないので、最後となる今回の大会で両方の種目で生涯ベストを出して、チームに勢いをつけたいです。
Bレースも観てほしいんですけど、エール長っていう立場でもあるので全員で応援してるところとか、たくさん声出して盛り上げるつもりなので、そういうところで先陣切っていくところを!

菅井陽太(済4) 100m自由形
@後半ですかね。前半のスピードは上がってきたので、あとはその前半のスピードを保ったままいかに後半耐えるかっていう練習をしてきたので、後半頑張りたいなって思います。
Aベストを出して、チームに貢献することです。
B実は、4年目で初めて関カレに出場するので、1年から3年までの悔しい思いを泳ぎにぶつけるのでそこを見てほしいって思います。

根本雅之(営4) 100m・200m背泳ぎ
@ひたすら泳ぎこみをする中で、泳ぎのリズムだったり、ストロークを意識して、自分の泳ぎの感覚をつかむことを重視して夏はやってきました。
Aもうこれが最後の水泳になるので、とにかく楽しむことと、悔いなく終えることですね。
B最後の15mまで必死に泳ぎ切りたいと思うので、そこの粘りを見てほしいです。

武藤大季(済4) 100m・200m背泳ぎ、400mメドレーリレー
@バサロですかね。あとキックを重点的に鍛えました。
A200m背泳ぎでは決勝には最低限残りたいですね。100m背泳ぎは去年達成できなかった優勝を今年はしたいです。
B背中ですかね。背中いっぱい鍛えてきたんで。

稲田実紗(済4) 100m・200m平泳ぎ
@体重がちょっと軽くて波に乗れない部分があったので、この夏で4キロ増量しました。スタミナが前よりついたかな、と。筋トレしました。あと、皮下脂肪が足りなかったので、脂肪と筋肉両方つけました。
A3年生までは言い訳になってしまうんですけど、テスト勉強に追われてあまり調整ができませんでした。今年はちゃんと調整してきたので、ベストが出たらいいなと思っています。スプリンターなので100mの方で狙っているんですけど、1分12秒代を狙っています。
B今まで先行逃げ切り型だったので…。最後ということで色々な思いがあって一言では言えないんですけど…。自分の頑張っている姿を応援してくれる人に見せて感動させたい。先行逃げ切り形ではなくて、先行逃げ切って後半追い上げていきたいと思っています。

杉崎可奈(社4) 100m・200m平泳ぎ、メドレーリレー(未定)
@今年は冬場に就活の関係もありまして、例年より泳ぎ込むことができなかった。200mに関してはちょっと不安があるんですけど、100・200に問わず、前半からズピードをしっかり保ってその後もキープしていくっていうのを冬から夏前にかけて強化してきました。
A両方とも決勝に残ることはもちろんなんですが、今年1年の浅野が同じブレストで入ってきたので、彼女には負けたくないというのがやっぱりあるので。4年生としていいところを後輩にも見せたいなという風に思っています。
B例年試合には笑顔で入場するっていうのを決めているので。立教の中で一番の笑顔で入場して、結果もそれに伴ってついてくればいいかな、思っています。

主将インタビュー
外川貴大主将(現4) 100m・200m平泳ぎ
―主将として過ごされた1年間、外川さんとしてはどうですか?
やっぱり率直に早いですね、1年間(笑)。気づいたら私が主将として迎える最後の試合ということで、ベストを尽くしてこられたかっていうのはわからないですけど、その結果が最後に出るのは関東学生選手権だと思うのでしっかり最後まで気を引き締めて目標だった"団結"というのも達成できるように3日間戦いたいなと思います。
―部としての目標は?
男子が総合6位、女子が総合3位
―最後の関カレに向けて今年のテーマ"団結"を意識することはしていますか?
今は毎朝声出しをしてから練習に臨んでいるんですけど、皆で声を出して頑張ろうという意識を持ってほしいので、そこをやってきました。
―最初の頃、応援の声が少ないとおっしゃっていましたが、それを受けてですか?
1年間、自分だけで泳いでいるんじゃないということを皆に理解してほしいというのは思っていたので、それも口うるさく言ってきました。それで少しは改善されてきたかなと思うので、しっかり泳ぐ人に応援してくれる人の分も頑張ってもらいたいなと思います。泳いでいる人のために皆で応援するっていうのをこの関カレでどれぐらいできるかというのが成績につながると思うので、ある意味本当に集大成だと思っています。
―外川さん自身にとっても最後の関カレですが、個人としてはいかがですか?
最後なので、出し切れるものを出すしかない。気持ちでいえば誰にも負けないと思うので、気持ちで泳ぐじゃないですけど。周りを圧倒するような雰囲気を出しつつ、去年納得いくレースができなかったので、今年最後ということで後悔することのないレースを予選からしっかりして泳げたらいいなと。やっぱりそうしないと目標も達成できないので1人1人の力が求められるところでしっかり自分の与えられている仕事をこなしつつチームの雰囲気をよくできたらいいなと思います。
―俺のここに注目!
後半の粘りで!

3年生編に続く



(7月31日 インタビュー:長倉慧、松田莉奈、大西恵理子、末藤亜弥、浅野徹、金澤希、野沢香帆)
(文責・末藤亜弥)




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