同立・桃山学院定期戦での連勝から2週間、まもなく関東の頂点、日大PHOENIXと対戦します。どんな相手にでも全力で立ち向かっていくRushersの姿勢はこの試合でも変わりません。
幹部インタビュー第2回はオフェンスの要として毎試合鋭いプレーを見せる、副将・春木恭人(営4)です。


副将として、視野を広げていく
   誰が主将になったとしても気持ち的には変わりはなかったですけど、副将に任命された以上自分もより一層チームを引っ張っていかないといけないなと思います。副将になってチーム全体を見るようになりましたね。今までだったら自分はオフェンスなのでオフェンスだったり自分のパートしか見ていなかったり、個々に集中していたのですが、4年生であり副将としてチームの一人一人を見て引っ張っていかないといけないと思います。幹部で4年生が見本として練習や準備などすべてを率先してやろうと言っていたんですけど、やはりまだまだなので。今後の課題です。3年間下級生として上を向いてやってきて、プレーでも引っ張れる選手であったり4年生で副将は見られる立場で、昨年主将の茂住さんはプレーでも見せられる選手で。自分もより一層見せていきたいと思います。

主将・杉山の存在
   私は立教新座高出身で、高校もアメフトをやっていたんですけど、杉山は高校でも主将でした。自分は役職にはついていなかったのですが、高校時代から自分たちの学年にとってリーダーという存在であり人をひき付ける人で、尊敬もしていますしいい仲間です。

必要とされる存在に
   昔から思っていて、下級生の時もこいつがいなきゃいけないなという選手になりたいなと思っていたので。今はやはり信頼される選手になりたいです。この人についていけば大丈夫だろう、この人を勝たせてあげたいという選手でありたいです。追われる怖さはないです。TEでもレシーバーとかもやっていて、マルチに。上を見ていきます。今まで上級生と下級生に距離があったので、自分たちが積極的に楽しい環境を作って、それから楽しいだけじゃなくグラウンドに入ったらオンとオフを切り替えていきたいと思います。
  今の2・3年生の代は考え的にもまだまだ幼いので、自分たちが下級生のために勝たせる。勝てるチームにしていく。2年生は人数が多いですが試合に出ている人は少ないので、その中で意識を変えさせたい。どんどん高めあえる存在、そしてしっかり任せられる人間にしたいと思います。

実感した成長、今チームに求めたいこと
   高校時代は3年生で初めてスタメンになって、全然試合とか出ていませんでした。杉山や同期が出ている中で自分がいない悔しさがあって。大学で続けても出たいけど出られないのかな、というような気持ちが最初あったのですが、続けた以上より感情を出すようにして。Rushersに市瀬さんがいらして新体制になって、2年生から出られるようになりました。感情とか自分自身も成長したというか、周りや自分のしなければいけないことを見られるようになったと思います。最上級生としてよりフットボールに費やす時間が増えて、犠牲にする時間はありますし。朝早く起きて早くグラウンドに行くとかだったり、生活を意識していますね。皆には自分を犠牲にしてでも勝ちたい、というように一つ一つに貪欲になってほしいですね。チームとして去年の負けの経験を忘れている人が多いと思うので、そこは絶対に忘れてはいけないと思いますし、繰り返してはいけない事だと思います。楽しむのはもちろんですが、楽しんだうえで勝ちが今絶対に必要で。楽しむだけなら部活動に入らなくてもいいと思うし、勝てなかったら自分たちは何のためにしているのか、ということにもなると思うので。勝ったら楽しいし。勝ちたいですね!

オープン戦、覚悟を持って
   去年よりフットボールを始めるのが遅くて、フィジカルやトレーニングをしていたので。チームとしての完成度は低いと思うのですが、その中で1対1の勝負をオープン戦ではみていきたいです。勝つつもりで立ち向かっていって、勝ち以外は目指していないですし。負ける中で見えてくるところも沢山あると思いますが、得る物は勝って自信であったり積み重ねで出てくると思い、負けては出てこないと思う。まずは絶対に勝つ、見どころはオフェンスが点を取らないと勝てないので、点を取って1プレー1プレーを全力で向き合っていく姿を見てほしいです。今年負けたら来年もTOP8に上がれないと思いますし、また同じ状況になると思うので。実感していない選手も多いと思いますが、気づかなきゃいけない。もっと1日1日を無駄にせず覚悟を持っていきます。




(5月22日 取材・編集=伊藤太一)





Copyright (C) 立教スポーツ編集部, All Rights Reserved.