春季リーグ戦2015

―明大戦展望―

勝〜"一"にこだわれ〜 10


   春季リーグ戦もいよいよ大詰めとなった。前半戦でなかなか波に乗ることができないでいる立大。東大戦でその流れを断ち切るも、いまだ勢いに乗り切れず。最終カードの明大戦は白星で飾りたいところだ。昨秋は立大との激闘を繰り広げた末、リーグ優勝を果たした明大だが、立大と同じく今季は苦戦を強いられている。
抜群の制球力を持つ本格派右腕、柳


   絶対的エース山ア(現・オリックス)が抜けた今季も明大投手陣の層は厚い。しかし、エースナンバー『11』を引き継いだ上原(4年=広陵)と昨季3勝した柳(3年=横浜)の先発2本柱が調子を落としているため、乱打戦が予想される。後ろに控える星(3年=宇都宮工)や齊藤(2年=桐蔭学園)に加え、成長著しい水野(2年=静岡)らをどう打ち崩すかがカギとなっている。

   明大の攻撃力の要はなんと言っても山(4年=日大三)だろう。抜群の打撃センスで安打を積み重ねる。1番で起用されている彼をまずはしっかり抑え、波に乗らせないことが重要だ。立大・大城(コ4=興南)との安打数争いにも注目したい。さらに忘れてはならないのが菅野(4年=東海大相模)の存在だ。打率は3割を超え、山と肩を並べる。打点はチームトップ。十分に注意したい。

伝統のエースナンバー『11』を背負う上原

   対して立大は、田村(コ3=報徳学園)が東大戦でリーグ初先発を果たす。自身も本塁打を放つなど投打ともに活躍を見せ、立大に流れをもたらした。攻撃面では、慶大戦で初スタメンの豊村(社3=東農大二)の打撃が開花。明大戦でもそのバットに期待がかかる。100安打を達成した大城は、どこまで記録を伸ばせるかにも注目だ。

    両校とも優勝の可能性は消えたが、勝ち点を挙げて今季を締めくくりたい。応援席に応えるために最後まで戦い抜く。



◆さあ、神宮へ行こう!◆
5/23(土) 対明大 11:00〜
5/24(日) 対明大 13:30〜

(5月21日・平田美奈子)





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