関東大学女子駅伝直前インタビュー

〜杜の都への道〜

   「あと1分24秒」。昨年、全日本大学女子駅伝出場に足りなかったタイムだ。6区間約30`の中で届かなかった時間に悔しさをにじませた立大。あれから1年、3年生が最上級生となる女子長距離は昨年の思いを忘れずにこれまで日々練習を積んできた。全国への出場権は6枠(シードの大東大を除く)。杜の都・仙台へ向けて田巻(コ3)を中心としたチームが今走り出す!

@女子駅伝主将・田巻彩
―去年の駅伝で感じたこと
   去年は4年生の先輩がすごく引っ張ってくれて、「みんなでなんとしても全国に行きたい」という思いがありました。私は2区を走らせてもらったのですが、実際私がすごい足を引っ張ってしまって、1区の流れを切らしてしまったのがすごく悔しかったです。そしてこの1年は新たな代替わりになったので、もう1回新しい気持ちで頑張ろうという感じですね。
―この夏の取り組み
   私は関カレのあとに故障してしまって、すごく不安な状態で合宿に臨む形になってしまったのですが、合宿の直前くらいからようやくジョグなどで土台は作れていました。1次合宿は距離を踏む、とにかく下地を作るっていう目標を持って取り組み、大きな故障もなく乗り越えられました。2次合宿はさらに質を高めて、だいぶ感覚的には戻ってきました。まだちょっとスピード持久力が足りないので、ここ1、2週間で万全な状態で臨みたいなと思います。
―今大会の目標
   大きな目標は7位で、最低でも去年は11位だったので一桁順位には全員でつないでなんとか入りたいというのがチーム目標です。個人目標はどこまで行けるか分からないのですが、とりあえずちゃんと走ってなんとか次につないでいきたいです。


A村上祐理(理3)
―去年の駅伝で感じたこと
   去年私は選手として出られなかったんですけど、「まっきー(出水田眞紀=コ2)に頼りすぎちゃったな」というのがありました。4年生も力のある選手ばかりだったんですけど、それでも6区でずっと単独走みたいになってしまったので、それは今回につなげていきたいなと思いました。
―この夏の取り組み
   前期から体調不良や怪我などでうまく練習を積めない時期が続いてしまいました。夏に入ってからも体調が良くない日が続いたりして、いろいろと調整をしていたのですが、ずっとやってきてちょっと前よりは良くなってきたと思います。あとは涼しいところで練習できたので、結構距離が踏めました。距離が踏めて、だいぶ足の筋肉が戻ってきたと感じました。
―今大会の目標
   チームとしては最低でも一桁では走りたいです。なので、個人でも区間順位としては一桁台。(レースは)一人になることも十分考えられるので、最後まで粘り切れて自分の走りができるようなレースにしたいと思います。本番のレースではどうなっている状態で自分にタスキが回ってくるかわからないのですが、極力誰かと競ってゴールしたいというのがあります。少しでも多くの人を抜きたいと思います。

B森川奈緒(文3)
―中距離パートからの駅伝参加となるが
   やっぱり(4年生がいた)去年とは感じ方も全然違って、同期の二人が引っ張っているので、少しでも支えていけたらいいかなと思いました。
―この夏の取り組み
   短中フィールド合宿では800mの試合も控えていたので、自分を追い込みつつスピード練習もしていました。「最初はスピード練習をして長距離2次合宿で持久力を鍛えて、秋のシーズンや駅伝に向けて行く」というイメージでやっていて、合宿を終えてからの練習で走れるようになってきたかなというのはあります。ある程度、目標としていた持久力やスピードも鍛えられた夏でした。
―今大会の目標
   チームの目標は二人(田巻、村上)が言った通りです。個人の目標は当日までしっかり準備して何が起きてもいいようにし、練習などで力になれるように、短い距離だったら引っ張れることもあると思うので、その点で頑張っていきたいなと思います。


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