革命G

春季リーグ戦2016

―法大戦展望―


   いよいよ今週末、立大野球部が六大学野球春季リーグ開幕を迎える。投打ともにタレントを揃え、33季ぶりの優勝を目指す立大の負けられない戦いが始まる。勢いに乗るためになんとしても勝利を収めたい初戦の相手は法大だ。
法大投手陣の柱・熊谷

     今季、法大の投手陣の軸となるのは青木久典監督がキーマンに挙げた熊谷(キャ3=平塚学園)だ。青木監督が「熊谷がどれぐらい勝ち星を挙げてくれるかというところ」と語るように期待を寄せられている。昨季通算5勝を収めた右腕。伸びのある直球と低めカーブで緩急を付け、打たせて取る投球が持ち味だ。開幕戦の慶大戦では三回途中4失点と打ち込まれたが、立大打線にとって油断できない相手になるだろう。      また投手コーチに元近鉄バファローズの真木将樹氏が就任し投手陣全体の底上げが期待される。

リードオフマンとして注目・大西千
     一方打線は、昨季中心だった畔上(15年度卒)らが抜け、顔ぶれは大きく変わったが、オープン戦では20得点を記録するなど打線は好調だ。一年生の秋からレギュラーを勝ち取った俊足のリードオフマン大西千(営2=阪南大)、中軸を務める主砲の柴田(文4=東邦)や打撃センスが光る金子凌(キャ4=日大三)が立大投手陣にとって怖い存在となるだろう。大西が塁上をかき回し、クリーンアップである柴田や金子が返すという確実に点が取れる野球をさせたくないところだ。

   立大投手陣では、初戦に先発が予想され、今季から主将を務めるエース澤田圭(コ4=大阪桐蔭)に期待が寄せられる。最速149`の直球と変化球との緩急。気迫で要所を凌ぐ投球で法大打線に付け入る隙を与えたくない。また田村(コ4=報徳学園)や黒萩(営4=遊学館)が本来の実力通りの投球さえできれば確実に勝ち点奪取に近づくだろう。
   打線ではドラフト候補で通算100安打が射程圏内の佐藤拓(コ4=浦和学院)、昨季4本塁打を放った主砲笠松(コ3=大阪桐蔭)や走攻守三拍子が揃った田中和(法4=西南学院)を中心に法大投手陣を攻略したいところだ。

    今季の戦いを占う初週の法大戦。悲願達成へ、立大の挑戦が静かに幕を開けようとしている。


◆さあ、神宮へ行こう!◆
4/16(土) 対法大 13:30〜
4/17(日) 対法大 11:00〜

(4月13日・桧山潤一朗)





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