革命J

秋季リーグ戦2016

―慶大戦展望―


   秋季リーグもいよいよ佳境に入った。立大は順調に勝ち点3を獲得し、無敗の明大を追いかけている。ここで次なる相手は慶大。先日の法大戦での激戦を制し勝ち点を奪い、優勝への望みを繋いでいる。熱を増す優勝争い。両校にとって負けられない大一番が始まる。


慶大の剛腕・加藤拓
   今季も慶大のエース加藤拓(4年=慶應)の実力は健在だ。リーグ通算23勝を挙げ、最速153km/hを誇るストレートを持ち味に、防御率は現在リーグ3位。奪三振数においてはリーグトップに躍り出ている。対東大1回戦ではリーグ史上24人目となる無安打無得点試合を達成。打撃においても本塁打を放ち、開幕戦からドラフト上位候補の力の差を見せつけた。

    
  他にも油断できないのが小原大(4年=花巻東)だ。先日の法大2回戦で春季リーグ振りに先発登板し6回1失点。ピンチにも粘り強いピッチングを続け、試合を作った。粒ぞろいの投手陣を立大は上手く攻略できるのか。
  長打力が持ち味の慶大打線。現在、チームの本塁打数はリーグトップに君臨している。その中でも、最も警戒しなくてはいけないのが山口(4年=桐光学園)だ。先日の法大2回戦では、2本塁打を放ち、現在リーグトップの4本塁打。打率においても驚異の4割をマークしている。ラストシーズンにもその力は余すことなく発揮されている。今季、山口に続いて好調な山本瑛(4年=South Torrance)にも要注意だ。立大の投手陣は、慶大の打線に火を付けさせてはいけない。
佐藤拓はリーグ2位の打率をマーク


   今季はエースとして力投し、チームを勝利に導いてきた田村(コ4=報徳学園)。先日の東大3回戦では完封勝利を収めその存在感を大いに見せつけた。この勢いで春季リーグのように、加藤拓との投げ合いを制することができるのか期待がかかる。また、2回戦での先発登板が予想される藤田(営3=県岐阜商)。ここまで、本来の力を発揮できていない。彼の復調が勝敗の鍵を握ることだろう。今季の勝利の方程式となっている、絶対的な安定感を誇る澤田圭(コ4=大阪桐蔭)の抑え。慶大戦でも見られるか。
   打撃面では、佐藤拓(コ4=浦和学院)が東大3回戦での安打でリーグ史上32人目、立大史上6人目となる100安打を達成した。頼れるリードオフマンである彼を始め、今季は打撃面が非常に好調である。春季リーグでもブレイクした佐藤竜(観4=國學院久我山)は、今季4番として幾度となくチームを勝利にけん引。他にも熊谷(コ3=仙台育英)、飯迫(文2=神戸国際)が安定したバッティングで脇を固める。また、波に乗りきれていなかった笠松(コ3=大阪桐蔭)に復調の兆し。このまま、勢いに乗り続けられるか期待がかかる。
  立大は現在勝ち点3で2位に付けている。優勝争いに残るためにも、決して負けられない慶大戦。頂点に向けまだまだ険しい戦いは続く。


◆さあ、神宮へ行こう!◆
10/15 (土) 対慶大 13:30〜(開始予定)
10/16 (日) 対慶大 11:00〜

(10月14日・板橋文恵)





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