箱根駅伝予選会の季節がやってきた。近年は駅伝ブームで力を入れる大学が多い中、立大は学生主体で競技に取り組んでいる。「非強化」大学として、箱根駅伝予選会では個々の力を存分に発揮されることを期待したい。 9月28日、日体大長距離記録会10000mにて立大の箱根予選会メンバー選考が行われた。故障などがある選手もいたが、それぞれ箱根駅伝予選会に向けて力を出し切った。今回、選ばれたのは2年生を中心としたフレッシュなメンバーたち。箱根駅伝予選会という舞台は、今年のメンバー12人中6人しか経験したことがない。特に1年生にとって、20`は初めての距離だ。 今回は、初めての箱根予選会に挑む1年生とチームを盛り上げる2年生に意気込みを聞いた。 ■大房功泰(営2) 今回、12番手なので10番手に入って結果を残せるかっていうのはわからないですが、自分で決めたペース、今回は(5000mで)16分40〜50秒くらいのペースで走ること。自分のペースを守って走れたら、10番前後になって結果を残せると思います。 ―具体的なタイム目標 できれば66分30秒を狙いたいですが、今の現実を考えると67分20秒、5000m16分50秒ペースが妥当かなと思います。 ―今回の選考では2年生が主力として多く選ばれているがその点について 本当は2年生の中の目標として半分の6人出るというのがありました。2年生の目標は達成できなかったんですけど、その分4人いるのでそれぞれの目標をそれぞれが達成できれば、目標としている立教記録も狙えるのではないかと思います。 ―今課題としていること 予選会に向けては後半に絶対失速するのでいかに前半を抑えて自分のペースを刻んでリズムよくそのままのペースで耐えられるかというのが課題だと思います。 ―予選会向けて意気込みを一言 ここからの調整、追い上げをして立教に貢献できるように頑張ります。 ■加世田雅之(理2) ―メンバー内定したときの率直な気持ちは? 去年入れなくて今年こそは、と思っていたので本当に嬉しかったです。 ―箱根駅伝予選会にかける想いを教えてください。 チームとしては立教記録更新というのもあるのですが、20`の目標タイムがあるのでその目標タイムを達成することです。目標を達成できるように頑張りたいと思います。 ―夏合宿では何を中心に練習してきましたか? 合宿なので普段のトラック練習とは違った20`走るにしても年にそんなに走れるものではないので、その1本のために合宿をやっているという感じでした。それこそひたすら距離を踏むというのもあるし、自分の目標タイムを確実に出せるように意識して今年の夏合宿は走りました。 ―去年から伸びた部分は? 単純にタイムはそうですけど、やっぱ気持ち的に苦しいときとか簡単に諦めずに、絶対気持ち的につくという気持ちになれました。 ―箱根駅伝予選会で自分のここを見てほしいというところは? スタートからゴールまで自分のこれまでを全て出すので、僕のかけてきたものを見てください! ■嶋大興(観2) ―メンバー内定決まって率直な気持ち 夏、故障もあってメンバー内定も厳しいかなというところで練習を再開しました。メンバーに入れたということは、力が戻ってきているということなので嬉しいです。 ―予選会にかける思い 故障とか言い訳なしに上を目指していく。20`を走るチャンスはそうそうあるものではないので。全力を出せる状態にしていかなくてはいけないな、と思っています。去年より速くというのは絶対条件です。 ―目標タイム 故障前に65分っていう目標を立てて、ただ重要な距離を踏むというのができなませんでした。今は66分代を、去年より早い67分は超えていきたいと思います。 ―調子は 結構、練習はできるようになっていますが、夏合宿で距離を踏めていないのでそこが20`になると大きく関わってくるな、と思っています。 ―箱根予選会に向けての意気込み 今年は初めて予選会を走るっていう人が多いのでそこは一度走った身としてもチームに貢献できるようにチームの上位に入っていかなくてはいけないな、と思います。来年、再来年に向けて。 ■轟木亜問(コ2) ―箱根予選のメンバーに内定したときの率直な感想は? 去年上手くはまっての今年だったので、他の人から見れば轟木は入って当たり前という感じがあったと思うのですが、内心は7月ぐらいから練習を積めてなくて予選会はどうなるかわからないけどやるしかないな、という感じです。ポジティブには捉えてないですね。他の選手と比べて全然練習できてないし、去年の結果だけで入ったようなものなのでメンバーになったからにはちゃんと走らなきゃな、というのが率直な気持ちです。 ―予選会にかける思い 4年生の皆さんが最後なので、4年生のためはもちろんのこと、自分も3、4年生で学連を狙わなければならない位置付けなので、今年はどれだけ盛っても厳しいと思います。タイムとかではなく、学連を狙うような走りをしたいです。 ―ケガをしていた夏合宿では何をしていました? 今年は合宿が上手く走ることができなくてその分サポートに回ることが多かったです。今年はボーダーの選手が本当に拮抗していたのでその選手たちに声をかけてチーム力が上がるようにサポートと応援に徹していました。 ―去年から成長した面 やっぱりサポートに回って人として成長できたことです。1年目は上についていくだけだったんですけど、今年は下の学年も増えて去年よりは周りを見てチームを盛り上げられる存在になれればいいなと思って行動なり言動なりを注意してきたつもりではあります。 ―チームをどのように引っ張っていきたいですか? 走りでチームを引っ張っていけるのがベストだと思うんですけど、経験者が今年は少なくて固まってしまう人も多いと思うのでまずメンタル的にケアして後輩とかをスタートラインに立たせられるように。走ってからも雰囲気とかをうまく冷静に伝えたいです。 ■盛田真吾(現2) ―箱根予選会にかける思い 自分は去年も走らせてもらって、1年生として貴重な経験ができたのですが、結果的にはチームで12位。チームに貢献できなくて、非常に悔しい思いをしました。2回目の舞台に出させてもらうことができたので、今度は去年の経験を生かしチームに貢献できるように頑張りたいです。 ―予選会での目標 ―今回は2年生が多いチーム作りになっているが、それに関して 同期が多いと言うのは嬉しい反面緊張もしますし、お互いが刺激になっていると思うので今後のことを考えてもフレッシュなチームであるということは、良いことだと思います。 ―予選会に向けての意気込み まだ2年生で学年としては若いですけれど、去年も出場しているので、そろそろ結果にこだわってチームに貢献できるよう落ち着いて自分の走りを見せていきたいと思います。 <次ページへ続く> |