「Go all out! Be aggressive.」

春季リーグ戦直前

野球部智徳寮インタビューB


藤野隼大捕手、中川颯投手



   田中誠(コ3=大阪桐蔭)と手塚(コ3=福島)の二大柱に続き、昨年華やかにデビューした中川(コ2=桐光学園)。若い投手陣において、彼の活躍失くして優勝はない。そして、彼の活躍もまた嘱望したいところだ。正妻として昨年大活躍をみせた藤野(営3=川越東)。今季も大きな期待を寄せられる二人に春にかける思いを聞いた。

◆中川颯(コ2=桐光学園)◆

―昨シーズンを振り返っていかがでしたか
   春は自分の中でも、主力として大事な場面で使われることは予想していなかった中で使っていただいて、チームの迷惑にならないようにという気持ちでいっぱいでした。結果、シーズン中は負けのきっかけにならないように一生懸命でした。秋はあまり調子が良くなくて、六大学リーグの厳しさを感じました。春はいい思いをした分、秋は厳しさを思い知らされたとうかんじです。―秋は警戒された部分もあると思いますが、改善のために今季に向けて取り組んだことはありますか。
―秋は警戒された部分もあると思いますが、改善のために今季に向けて取り組んだことはありますか。     監督とも話し合ったうえで、今年は緩急をつけて直球を投げ分ける事をこのキャンプ前ぐらいからテーマとしてやってきました。今後もテーマとしてやっていきたいです。 (―具体的な練習を教えてください。) ピッチングはバッターを立たせてやるものは全然違います。紅白戦や、実戦式のシートバッティングで多く投げて、徐々に感覚を磨いてやりました。
―昨年12月に大学日本代表の強化選手として合宿にも参加したが、刺激を受けましたか。
   田中(田中誠。コ3=大阪桐蔭)さん、藤野(営3=川越東)さんと行きましたが投手、打者、皆すごかったです。(−自分の課題は見つかりましたか)初見だとアンダースローがいないから大丈夫だと思ったが、六大学にはいないバッターが多かったです。
―その後、宮崎にて春季キャンプがありました。満足度はいかがですか。
   100点中98点ぐらいです。残りの2点はランナーを出してからの投球です。そこ以外は3試合中2試合先発で投げました。先発は初めてだったが自分の調子が良かったのでいい経験になりました。本当にランナーを出してからの投球が課題だと思いました。
―今年の投球スタイルはどのようなものですか。
   直球の真ん中高めと低め、緩急をつけて投げ分けられるかが焦点です。




◆藤野隼大(営3=川越東)◆

―昨年を振り返って感想はありますか。
    1年の時は出場がなく、昨年初めてリーグ戦に出してもらえて、日本一を経験させてもらい普段はできないような経験をさせてもらいました。秋は相手からもマークされる中で結果を出さないといけない大変さを知ることができました。順位も4位で勝つことと勝てないことの難しさを1年間で両方経験できたと思います。
―秋季はベストナインを受賞しましたが。
 出るからにはタイトルを取りたかったのでベストナインはすごく嬉しかったです。しかし優勝して取れなかったシーズンとベストナインは獲れたけど優勝できないシーズンということは春と秋で経験しました。ベストナインは嬉しかったですが、実感としてはタイトルよりも優勝の方が嬉しいと思いました。今年はもちろんタイトルも狙いますが、勝利を最優先にしていきたいです。
―捕手として1年間出場したことは自信になったか
    1年間全てスタメンで出させてもらってそれだけ経験を積ませてもらったことは自信になりましたし、経験として良いものになりました。(―その経験は今に生きていますか)1年間戦ったので自分が上級生になって年下の投手も入ってきて、打撃も後輩が試合に出てくるのでそのような経験を後輩に伝えることはできると思います。
―春の宮崎キャンプではどうでしたか
 自分の打撃や守備の技術を上げることも大切ですが、投手が投げる中で目先の結果ではなくてその投球でリーグ戦に通用するかなどを追求しながらできたと思います。(―収穫と課題としては何かありますか) 投手がまだまだ投げるコースが甘い時や、勝負所を田中や中川のように経験していない投手がいたのでそこを埋めることができました。自分は打撃をしっかりと調整することができたと思います。
―日本代表選考合宿について感想はありますか。
    小中高で日本代表というのは経験していなかったので初めてなれるかもしれないチャンスを頂いてうれしかったですしそのような空気感にいただけで満足しているところもありました。皆さんのレベルも高かったですし、六大学よりももっと広い中で捕手のレベルを上げることができて良かったです。(―代表は決まりましたか)春のリーグ戦次第です。2次選考もあるのでそういう意味でも春のリーグ戦を頑張っていきたいです。(―過去に選抜などに選ばれた経験は) なかったです。小学校での市の選抜とかはあったのですが大きいくくりでは初めてです。
―代表入りを目指して春季リーグという感じですか

 やはり春季リーグで優勝してチームに貢献した結果として代表に入れたら良いと思います。個人での結果を残すことは優勝の後についてくれば良いと思います。




思えば、昨春の日本一の瞬間、マウンドには中川投手が、そしてそこにかけよる藤野選手の姿がありました! 今季の優勝の瞬間も、2人の姿がマウンドにあることを期待しましょう!
第4回は、上野寛太主務(コ4=聖望学園)、三井健右(コ2=大阪桐蔭)です。お楽しみに!



(3月31日 取材・川村健裕、渡邉紘也/編集・佐藤美櫻)





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