"Go all out! BE aggressive."

秋季リーグ戦直前

野球部智徳寮インタビューC


黒沢康太学生コーチチーフ

×坂本憲吾学生コーチチーフ

×両角優投手コーチチーフ

学生コーチ対談


     154人の選手たちを支える20人の学生コーチ陣。ブレインとなる彼らの中心には3人がいる。第4弾はラストシーズンになる学生コーチチーフ3人の思いを言葉にしてもらった。。

◆黒沢康太(コ4=本庄東)◆×◆坂本憲吾(社4=桐光学園)◆×◆両角優(社4=佐久長聖)◆

―春の結果はいかがでしたか。
  (坂本)今年の春はベンチに入っていたので、余計にここというところで勝ちきれず悔しかったです。(―ベンチに入る人はどなたが決めましたか。)(坂本)監督さんが自分か黒沢がチーフなので決めてもらいました。 (両角)そうですね。勝ちきれなかったら意味がないので、悔しいです。 (黒沢)優勝まであと一歩で春のキャンプがいい形に終わったから余計に悔しかったです。自分自身はベンチに入っておらず、もう少し違うアプローチの方法があったと思うのでその悔しさを晴らします。
仲間と話す坂本憲吾学生コーチ


―いつもは遠征ですが違いはありますか。
   (坂本)やりやすく朝、昼、居残り、夜間と少人数で事細かにできたので遠征するよりも濃密な練習ができました。 (黒沢)移動時間が減り慣れているグラウンドということで7時半から練習でき、雨でも練習できるので量をこなせましたね。 (両角)新座がよかったと思います。環境がよく、余計なストレスがなく、移動時間に余裕が持てたので良かったです。

―強化した点はありましたか。
  (坂本)大きく「これ」というものはなく個人個人で打撃や守備などの強化をしました。 (両角)ピッチャー全体としてはフォアボールが無駄な失点に繋がることやそこからストライクに繋がらなかったのでそこに取り組みました。(―練習の成果はオープン戦で見られましたか)バッターに対する球種などは意識として見られているのでそこの効果はあると思います。 (黒沢)群分けをして打撃を練習する選手、守備の練習をする選手、小技の練習をする選手と分けました。オープン戦で打順も安定してきて、1番が種田(営4=大垣日大)で2番が松ア(文4=横浜)。あと笠井(済3=桐蔭学園)は打撃が安定してきたので成果が出ていると思います。
真剣にキャンプを振り返る2人


―「個人個人」に着目したのは春のリーグの結果を受けてですか。
  (坂本)個人の役割を徹底させることになったので、名前を挙げるのであれば笠井は守備を徹底させました。飯迫(社4=神戸国際大附)や松アはとにかく打撃を特訓しました。

―今回のキャンプを通し成長した選手はいますか。
  (黒沢)笠井は居残りで練習した結果伸びました。キャンプ前は遊撃手のレギュラーが宮(コ2=市立船橋)か笠井でしたが今はもう笠井を信頼しているので成長を感じます。(―居残り練習は自ら志願して、ですか)監督さんです。笠井や伊藤智など二遊間がメインですね。(―二遊間がメインなのは春の結果をみて)去年は熊谷選手(17年卒=現・阪神)がいたので、卒業してから少し力足らずだったので二遊間を強化しました。 (坂本)自分は伊藤智(コ2=高田)です。バッティングも伸びてきているので期待しています。江藤(済3=東海大菅生)はプレーでも要ですが最近は声でもチームを率いてくれるのです。推しですね。仲もいいので。(―仲がいいのはなぜですか。)寮でレベルの高い野球の話をするので。普段はちゃらんぽらんですが(笑) (両角)中川(コ2=桐光学園)は最近調子がいいです。一年の不調を乗り越えて回復してきたので。

―練習プランはどなたと話して作っていますか。
  (坂本)キャンプ前に種田と林田と松アと黒沢とでまとまって作り、監督に見せてブラッシュアップしました。 (黒沢)今回は結構最初からプラン立てて行いました。やりたいことは全部できたので計画通りです。 (両角)ピッチャー内に投手チーフがいるので彼と話して、監督に持っていきました。

―立教の戦力分析をお願いします。
  (坂本)峯本が戻ってきているので期待しています。下位打線からも打撃ができるようになればもっと点にからめると思います。 (黒沢)守備だと笠井です。まだ熊谷さんほどではないですが(笑)

―優勝へのカギになる選手はだれですか。
  (坂本)全員です。主将や副将はもちろんですがベンチの選手や出られなかった選手も一丸となったとき優勝できると思うのでチームとして勝ちを目指します。 (黒沢)上位打線の活躍し、下位打線がつなぐ形にすれば打撃は大丈夫だと思います。あとは峯本です。走れなかったので全体での練習には入れませんでしたがバッティング練習は人一倍振っていたしキャンプ明けから本格復帰したので、開幕には間に合わないかもしれないが最後3連戦重要な試合があるのでそこで戻ってきてほしいです。(―怪我はどれくらいのものでしたか)骨折して治るのに3か月かかっているので大変でした。

―他校の選手で気を付けている人はいますか。
  (黒沢)慶應の菊池選手ですね。落ちる球を投げる選手は立教にもいるのでこれから対策します。 (坂本)明治の越智選手、慶應の郡司選手と河合選手には気をつけています。かれらは打つ選手なので。 (両角)特に明治はバッターボックスラインぎりぎりに入ってくるのでインサイドぎりぎりに投げるように練習はしています。  チームの要となる学生コーチチーフ。選手に対し真摯に向き合う彼らの思いは最高の結果につながると信じたい。




次回は200人弱の大所帯のまとめ役、種田真大副将(営4=大垣日大)と林田景太副将(観4=島原)の対談です。乞うご期待!
(9月5日 取材・内村彩香、佐藤美櫻/編集・佐藤美櫻)