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秋季リーグ戦直前

野球部智徳寮インタビューD


林田景太副将×種田真大副将 副将対談


 第5弾は200人弱の大所帯をまとめる飴と鞭の副将、種田(営4=大垣日大)と林田(観4=島原)を紹介!春のリーグ戦を通しリーダーシップを身につけた彼らのラストシーズンにかける想いを聞いた。

◆種田真大(営4=大垣日大)◆
◆林田景太(観4=島原)◆

−春季の結果はいかがでしたか。
(種田)あまりいいものではなく後半、失速した印象があります。(―具体的には慶大、明大戦?)(林田)その辺ぐらいから、打撃陣が打てなくなり悪い方にガタガタといきました。
−特に攻略が難しかった選手はいますか。
(種田)森下暢(明大3年=大分商)ですね。あとは慶大。投手陣がまとまっており、立大が苦手で、打てなかったです。
−失速してしまった春季を通してご自身の課題と収穫はありますか。
(種田)少し三振が多く、出塁率を上げてほしいという監督の要望はありました。収穫としてはそれなりに率が上がったことです。その分また、マークが厳しくなるはずなので、秋で0からのスタートだと思って、挑む必要があります。
(林田)自分は、プレーでの収穫より、初めて副将としてリーグ戦に臨んで、周りを見る力や、チームを動かしていくような力がリーグ戦を通して身に付きました。
−「チームを動かす力」ということですが、副将としてやりやすかったこと、難しかったことはありますか。
(林田)難しかった部分は、自分の調子の良し悪しをチームの皆には見せずに、まとめていく、振舞っていく経験が今までにはなかったことでした。上手いやり方がわからず難しかったです。
(種田)良い意味でも悪い意味でも影響力を持っていて、今までの自分だったら許されていたものが許されない世界でした。逆にチームに良い意味での影響力をもたらしたりもするので自分1人で、チームが左右されるようなポジションではあると実感しました。
−副将としてのお互いへの思いを教えてください。
(種田)林田は遡ると、副将として期待されていたタイプで、自分は多分心配されていました。副将らしいのはポジションとして林田です。
(林田)引っ張っていくのは種田の方が絶対良いですが種田が引っ張って、自分が他の皆を後押しするというか、後ろでお尻を支えてあげる役割です。
−お2人から見た松ア主将を教えてください。
(種田)自分たちに持っていないものを持っている人です。結構不思議です。基本的に物腰が柔らかい。厳しく言った後も、フォローがしっかりと入るので基本的に、優しさが先に出ています。その分、厳しい部分は自分が担当します。それを超える優しさを持っているのが林田です。良いバランスだと思います。
(林田)そうですね。
−夏のキャンプの練習は何をしましたか。
(種田)チームとしては、「考える野球」っていうのをテーマにしていました。「考える」というのは、自分の1プレー1プレーがどういう風に勝ちや得点に繋がっていくかみたいなのを考えなさいっていう意味です。個人としては、監督さんから皆それぞれ、要望は言われます。自分はバッティングだったのでとにかく打てというような感じで、ずっとバット振っていました。
(林田)自分は、チームとしては内野の守備力の向上ということで、特に二遊間を強化しました。キャンプ中は毎日居残り練で残って、守備の練習を行っていました。春のリーグ戦で所々に内野のエラーやミスがあったので、そこをなくすために、内野、特に二遊間は、自分も含めて守備力の向上に重きを置きました。
−次の秋はラストシーズンですが特別な思いはありますか。
(種田)気持ちよく終わりたいなと思います。毎日。それだけです。
(林田)スローガンのように出し切りたいです。全てをぶつけたい。
−春と今とを比べて成長した点はありますか。
(種田)攻撃のバリエーションが増えつつあるというか、今までにない形で1点を取りきるという、監督さんの意図が見えているので、攻め方としてはバリエーションが増えるシーズンになると思います。
(林田)そうですね。最近の試合を見ていると、守備が安定しているので、断然違うところです。

 阿吽の呼吸で主将・松ア健造(文4=横浜)を支える副将2人のラストシーズンに期待したい。次回、最終回はRIKKIOを背負う溝口智成監督(90年度卒=湘南)と松ア健造主将(文4=横浜)を紹介!乞うご期待!
(8月23日 取材・内村彩香、繻エ由佳/編集・佐藤美櫻)