関カレ直前特集


   立大水泳部にとって最も熱き戦い、関カレ(関東学生選手権水泳競技大会)が8月4日に開幕する。大会を直前に控えた選手たちに意気込みを聞いた。    


98代男子主将・渡部


   2013年に2部に降格して以降、1部昇格を成し遂げられていない男子。昨年は女子とともにアベック優勝で1部昇格することを目標に掲げたが、無念の2部3位という結果に終わった。今年こそは昨年の女子に続き悲願の1部昇格を達成できるかー。キーマンは98代男子主将・渡部(文4)だ。              

   「もともと性格的に引っ張るタイプではない」と渡部。それゆえに意識したのは全員がチームをまとめていくことだ。お互いに高め合うことによって個人の大会に対する意識も高まったという。そして彼は自他共に認める"結果で引っ張る主将"だ。今大会は100b平泳ぎと200b平泳ぎに出場。両種目とも大会新記録での優勝を目指している。「1部昇格だけは絶対に譲れない」。頼もしい主将に注目だ。
55秒台に期待がかかる石森


   女子は1部残留が目標だ。昨年2部1位で目標であった1部昇格を達成し、今年で1部復帰となる。「何としてでも1部6位以内に入って残留したい。部員全員で笑って終わりたい」と女子主将・澤田(コ4)は力強く語った。ハイレベルな1部でどこまで結果を残せるのか。今年が勝負の年となることは間違いない。

   そして注目選手はやはり石森(観3)だ。結果が振るわず悔しい思いをした6月のジャパンオープンから着々と調子を上げている。「インカレに臨むために関カレは大事なベースになってくると思います。」関カレで目標タイムである55秒台を出し、インカレへの自信にできるか。エースの泳ぎが見逃せない。




◆関カレ出場選手インタビュー◆

@関カレに向け強化してきたこと
A自分の強み
B関カレでの目標は?

4年生編


男子主将・渡部太一(文4) 100b平泳ぎ、200b平泳ぎ
@効率の良いフォームを体に染み込ませること。
Aキック
B2種目優勝、チームに勢いと感動を与えるレース

女子主将・澤田晴佳(コ4) 200b個人メドレー、400b個人メドレー
@後半の強化。前半突っ込み型なので後半にバテてしまうことが多いので、練習から後半を強化するために持久力や気持ちで負けないような練習を頑張った。
A前半から突っ込むところ
B前回の大会ではインカレの基準が切れずに悔しかったのでこの大会でベストを更新して、少しでも結果でチームを引っ張れるようにします。

飯島美咲(営4)100b背泳ぎ、200b背泳ぎ
@腕を意識した練習に取り組み始めてからは比較的バテずに泳げるようになったので、腕を意識した練習を継続して行ってきた。泳ぐ本数が増えてもタイムを落とさないように、体力作りにも努めてきた。
A飛び込んでからの浮き上がり。前半から積極的に突っ込む!
Bベスト更新!

稲田真依(社4) 100b泳ぎ、 200b平泳ぎ、メドレーリレー
@大幅なベスト更新を目指し、持久力よりも、スピード自体をあげる練習を積み重ねてきた。
A後半の追い上げが強いこと。ラスト競った場合には、必ず刺し、立教チームの追い風になる。
B自己ベストタイムを更新することに全集中すること。

小林澪(現4)100b平泳ぎ、200b平泳ぎ
@浮き上がりの時の水中動作、ひと掻きひと蹴りの無駄をなくすこと。スピードをつけること。
A前半から突っ込めるところ。
B100m平泳ぎはベストを出すこと、200m平泳ぎは現役引退になるので後悔のないレースをすること。

豊田樹央(コ4) 50b自由形
@関カレに向けて強化したこと スピード強化
Aスタートからのトップスピード
B2年平井と決勝へ進出し、得点する。

長谷川慶一郎(済4) 100b平泳ぎ、200b平泳ぎ
@ペースを作ること
A自分のペースを守れるところ
B途中でリタイヤすることなく最後まで泳ぎきる

三木眞子(観4) 100b背泳ぎ、200b背泳ぎ
@1部6位の目標に向かって、1点でも多くとれるように決勝に進むイメージをすっかり持って練習してきた。
A身長を生かした大きなストロークで、最後まで粘り強く泳げるところ。
B最後の関カレなので、しっかりチームに貢献できる泳ぎをしたい。

溝淵光太郎(コ4) 100bバタフライ、200bバタフライ
@後半に弱いので持久力を鍛えてベースを作り、スピードを乗せてレースができるようにした。
A少しでもみんなにいい影響を与えられるようにしたい。
B1点でも多く点数を取ってチームに貢献したい。辞めたくないなと思うくらいこのチームが好きになれたが、このレースで引退なので自分ができることは全てやりきりたい。



3年生編


石森瑞奈(観3) 100b自由形、200b自由形、100bフリーリレー、800bフリーリレー、メドレーリレー
@ジャパンオープンからひと段落して一度短水路の試合があったが、いい調子で泳げている。
A前半のスピード
B100b自由形と200b自由形で自己ベスト。個人も結果を出しつつ、リレーでも関カレでは上位を狙って行きたいとおもうのでまずは個人でしっかり結果を出したい。

伊藤大智(コ3) 100b個人メドレー、200b個人メドレー
@個人メドレーは4泳法必要なので、4泳法の泳ぎの改善と、特に水中姿勢を上げられるように抵抗のない泳ぎを練習した。
A4泳法を苦手なくマルチに泳げるところ
B2つとも決勝に残って点を取ること

鎌田美希(コ3)  50b自由形
@50b自由形なのでスピード力を高めることを強化した。
A後半までバテない体力
B自己ベスト更新

木住野 将史(コ3) 200bバタフライ、1500b自由形
@どちらも長距離なので、同じ距離の単位でいかにキープするのかを練習してきた。
Aストイックにやってきた部分は誰にも負けない。気持ちの部分と誰よりも練習してきたっていう部分が強み。
B昨年はどちらも点数に絡めなかったので今年は何としてでもよりよい順位をとってチームに貢献できたらいいと思う。

久保田直輝 (コ3) 100b自由形、200b自由形、フリーリレー
@前半のスピードのための筋トレ。特に上半身を鍛えて効率的な泳ぎになるようにした
Aキックです。それと出だしのスピード
B個人でしっかり結果を残して、リレーも結果を出してインカレに繋げたい

高山凱(現3) 200b個人メドレー、100b自由形、メドレーリレー
@1番得意な個人メドレーでベストを出すために種目の切り替えからのスピードの上げ方特に背泳ぎと平泳ぎを意識した。
A前半いって、後半粘るところ、リレーもいいタイムで泳げるのが強み
Bカンカレではまず自己ベストを出して日本選手権の長水路のタイムをきって、チームにいい流れを作って自分で点をとって1部に上がれるように頑張りたいと思う。

谷内あすか(コ3) 100b自由形、200b自由形
@スピード、瞬発系の部分が弱かったので、単発の練習で集中して一本一本最初からとばすメニューや、陸トレでは瞬発系を強化できるようなトレーニングをずっとやってきた。
Aレースにおいて、前半と後半をイーブンで泳ぐことができる。そこを生かしたレースがしたい。 メンタルでは開き直ってしまえばどこまでもタイムが伸びタイプなのでそういう性格を生かしたい。
B100m自由形は59秒台。200m自由形は2分10秒を切ること

溝上壽人(観3)200b背泳ぎ、400b個人メドレー
@長水路が苦手なので長水路に耐えられるような練習を頑張ってきた。
A技術的な所で言うと、浮き上がりとターン(折り返し)が得意。メンタル的な面で言うと中学1年から400メートルをやっているので経験という点では負けない。
B立教の小学校から水泳部なので立教水泳部としての集大成をカンカレで見せることができたらいい。 チームの目標は、男子は2部、女子は1部なので両方とも1部でいるのが目標。 自分はチームとしてはレベルの低い方だが、その中で貢献出来たらいいなと思う。

山野哲平(済3) 200b自由形、400b自由形
@持久力の強化と、粘り強さを意識して練習してきた
A前半から思い切り泳ぐこと
Bチームに1点でも多く貢献して、1部昇格を目指したい



2年生編


青木宏祐(法2)50b自由形、400b自由形
@1日に2本レースがあるので、持久力の強化をメインに練習してきました。
Aどの距離でも柔軟に対応できる所です。
B50bを泳ぎ終えた直後とは思えない400bを見せてチームに流れを作ります。

大久保美沙(文2) 200b自由形、400b自由形、400bフリーリレー、800bフリーリレー
@キックが苦手だったので、打ち方とか同じテンポで泳ぐ練習を普段からしている。
A持久力はある方なので、体力の限界突破できるまで頑張る!
Bチームに一つでも貢献できるように一発のレースにぶつけていきたい。

折戸拓海(理2)100b平泳ぎ、200b平泳ぎ
@持久力と筋肉
A強靭なメンタル
B点数を多く取ってベストを出したい

櫻井美月(コ2)100b平泳ぎ、200b平泳ぎ
@オブラという練習で、タイムを向上させること。
A後半の粘りです。レースで後半競って勝てるように頑張りたい。
B決勝進出

讃岐昂汰(社2)100bバタフライ、 200bバタフライ
@最後まで力尽きずに泳ぎ切る体力
Aチームを盛り上げる元気
Aチームを盛り上げる元気

佐野葉月 (観2)50bバタフライ、100bバタフライ
@ 泳ぎの安定感
A キック、ドルフィン
B 周りがどうこうではなく自分のレース、思いっきりレースを楽しみたい

滝澤健次(済2)200b個人メドレー、400b個人メドレー
@去年は後半で順位を落としてしまったので後半の強化をした。
Aターンをしてからの25bまでの加速するスピード
B表彰台1.2.3を立教のメンバーで取れるようにしたい

平井陸(コ2)50b自由形、1500b自由形
@スプリンターなのでトップスピードを上げて、それを持続できるように意識して練習してきた。
A日頃からストイックに練習して、試合でもしっかり結果を出してといったところ
B50b自由形では立教内で1番を取って点数にも繋げていく

永山瑛美(コ2)100bバタフライ、200bバタフライ、メドレーリレー
@200bバタフライが専門で、100bで折り返してキツくなった時にどう体を動かすか気持ちを持っていくかを意識して練習している。。
Aずっと同じ泳ぎができる。前半から積極的にいけるところ。
B高3の時からベストが出ていないのでベストを出して、決勝に残ってチームに点をいれる!

山本健太(コ2)100b自由形、200b自由形、400bメドレーリレー、400bフリーリレー、800bフリーリレー
@骨折からがむしゃらに頑張って来たのが1番。この夏戦えるために頑張った。ジャパンオープン以降ベストが出て来ているので頑張りたい。
A今までは前半頑張って後半耐えるというレースをしてきたが、ジャパンオープン後に前半ゆっくりで後半勝負というのを意識してやってきたので、そのレースができれば良いタイムは出るのではないかと思う。
B100b自由形はライバルもいるので厳しい戦いにはなると思うが、200b自由形はたぶん誰もいないので、ぶっちぎりで優勝したい



1年生編


浅野貴臣(済1)400b自由形、1500b自由形
@フォームの作り直しと、一定のペースで泳ぐ練習。
スピードよりも持久力系の練習をしてきた。
A強みと言えるものはないので、全力で頑張る。
B決勝に残ることと点を取ること。1500b自由形で16分10秒を切ること。

宮坂将也(社1)200b背泳ぎ、100b背泳ぎ
@200bの泳ぎを中心にやった。後半にタイムが落ちるのでそこをどれだけ落とさず同じペースで泳ぐかということ。
A綺麗に泳ぐフォーム
B関カレは初めてだが、チームに貢献できるように足を引っ張らないようにしっかり頑張る。

小河原幸(コ1)50b自由形
@基礎持久力
Aタイムが練習とかでいくら遅くて、すごく差をつけられていても頑張って自分のできる限り泳ぎ続けるところ
B自己ベストを出すこと

田淵晴夏(営1)200bバタフライ、800b自由形
@スピードと持久力の強化
A前後半の落ちが少ないこと
B自己ベストを更新して、チームに貢献できるように頑張る!

縄怜奈(観1)100bバタフライ、400b自由形
@スピード強化
Aポジティブなところ
B決勝に残れるように頑張る

安達瑛大(コ1) 100b平泳ぎ、200b平泳ぎ マネージャー兼任
@なぜ選手と兼任に?
マネージャーをやりたくて入部したのですが、もともと水泳をやっていたので監督・コーチに「やってみたら?」と言われて両方やることになりました。
Aマネージャーと選手を兼任しているので本番でも選手としてもマネージャーとしても貢献できるところ。
B自己ベストを更新すること。



(7月21日 インタビュー:池田真由香、三平敬太、渡邉紘也、大場暁登、中條万緒) 
(文責・中條万緒)


※掲載が遅れてしまい大変申し訳ございません。



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