「応援をやっていて、(自分たちが)力になっていると感じた時はいつですか?」 こんな質問を大野団長に投げかけてみた。自分でもなかなか難しい質問をしたと思う。なにしろ、応援の効果は目に見えない。するとこんな答えが返ってきた。「法政戦ですかね」。期待通りの答えだった。土壇場での本塁打、主将のサヨナラ打と、応援が形となった瞬間を垣間見た。しかし、さることながら大野はこう言った。 「(自分たちが)もっと力を入れたら、もっと点が取れたかもしれない。そこを課題に秋は改善していこうかと。」 笑いも無い、真面目な表情だった。団長としての覚悟を見た一瞬に遭遇した。 新入生も加わり、秋はもっと応援が激しくなるだろう。ぜひ神宮に足を運んでほしい。スタンドに入った瞬間、巻き込まれているはずだ。 (5月23日・金田優哉)
|