応援団

〜情熱の先に〜


スタンドの様子を窺う団長・大野
   神宮球場に足を運んだことがあるだろうか?いつもスタンドには黄色い声援が飛び交っている。突いて、舞って、吹いて―。彼らに知らぬ間に巻き込まれている。そう、それが応援団だ。日夜、体育会各部の勝利を願い応援を続けて、今年で80代目。今年は野球部の調子が良く快進撃を見せている。「(応援を)やっていて幸せ」と団長・大野(社4)も笑みをこぼした。春季リーグ第7週目の東大戦に向けて、5月17日(火)には立教大学で、続く18日(水)には東京大学でデモンストレーションを行った。その健闘が実り東京大学相手に2連勝。
   「応援をやっていて、(自分たちが)力になっていると感じた時はいつですか?」 こんな質問を大野団長に投げかけてみた。自分でもなかなか難しい質問をしたと思う。なにしろ、応援の効果は目に見えない。するとこんな答えが返ってきた。「法政戦ですかね」。期待通りの答えだった。土壇場での本塁打、主将のサヨナラ打と、応援が形となった瞬間を垣間見た。しかし、さることながら大野はこう言った。
  「(自分たちが)もっと力を入れたら、もっと点が取れたかもしれない。そこを課題に秋は改善していこうかと。」
  笑いも無い、真面目な表情だった。団長としての覚悟を見た一瞬に遭遇した。
  新入生も加わり、秋はもっと応援が激しくなるだろう。ぜひ神宮に足を運んでほしい。スタンドに入った瞬間、巻き込まれているはずだ。
(5月23日・金田優哉)
立教大学でのデモンストレーション








Copyright (C) 立教スポーツ編集部, All Rights Reserved.