モーターボート・水上スキー部

〜努力を形に!〜



優勝を誓った新主将・溝間
  「このチームならいける」主将・涌井(社4)からこんな言葉を聞いた。
  涙をのんだ昨年のインカレからはや1年、今年のチームは涌井、片山(済4)、市川(社4)の三本柱を中心に男女アベック優勝を目標に掲げてきた。昨年の王者・慶大の優勝をじっと目に焼き付け、それをバネに練習を続けた。8月からの一カ月に及ぶ琵琶湖合宿で心身ともに鍛え上げ、9月9日、最高峰の舞台に舞い戻ってきた。
   しかし、結果は男女ともに総合2位。優勝を目指してきた彼らには一番悔しい結果だ。優勝校は昨年と同じ慶大。今年も彼らは、優勝の喜びを味わう慶大の姿を目にすることとなった。悔しさを涙に滲ませじっと見つめる立大水上スキー部員たち。各々何を思っていたのだろうか。悔しさか?自分の力不足か?はたまた、このチームでは二度と水上スキーをできないという絶望感か?この現場に居合わせてはいたが、その複雑な胸中を察することはできなかった。悔しいということ以外は。
   試合後、4年生全員の口から「後輩には優勝させたい」という言葉を聞いた。それに対し、新主将・溝間(コ3)は「来年はこの悔しさを全てぶつけられるように」と涙を流した。バトンタッチの瞬間に出会うことができた。
(9月27日・金田優哉)











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