サッカー部

〜関東昇格果たせず〜


  8月28日〜10月23日にかけて行われた第44回東京都大学サッカーリーグ戦。
  長年果たすことができていない「関東昇格」を今年の目標として掲げた立大イレブンは、初戦から三連勝を飾り、絶好のスタートを切った。第4節の帝京大には1−2で惜しくも敗れたものの、第5節の明学大には3−1で勝利。第6節の強豪・東農大にも0−0のスコアレスドローでなんとか勝ち点1を奪う。第6節終了時点でリーグ戦首位に立つ快進撃をみせた。このまま勝ち進み、関東昇格入れ替え戦の切符を手にするのではないかと思われたが、東京都1部リーグは甘くない。第7節の東大相手に1−2で敗れ、続く山梨学大にも2−4で敗れた。大事な終盤で手痛い連敗を喫する。
チームを引っ張った主将・金子
  そして一年間の全てがかかった最終節。首位を走っている亜大に勝たなければ、関東昇格への第一歩である入れ替え戦に出場できないという大一番となった。立大は序盤から攻撃的な布陣で臨み、決定的なチャンスをいくつも作ったが、ゴールネットを揺らすことが出来ずにそのまま0−0で前半を終える。後半、攻撃的な選手を次々と投入して勝負に出る。しかし、亜大DFの体を張った守備を崩すことができずにロスタイムに突入。最後までゴールを目指し必死にボールを追う立大イレブン。無情にも時間は過ぎていく。そして試合終了の笛がグラウンドに響き、立大イレブンは地面に倒れこんだ。0−0のスコアレスドロー。この結果、立大は勝ち点14の6位でリーグ戦を終え、関東昇格入れ替え戦出場条件である3位以内に入ることができず、今年も悔し涙を流すこととなった。
  守備でチームを引っ張ってきた主将の金子(済4)は「最後はやっぱり勝ちたかった」と肩を落とした。今大会で引退となる4年生は、上下関係でなく横のつながりを大事にし、後輩にもすごくフレンドリーに接してきた。そのため後輩からの信頼も厚く、チーム内には常に笑顔があった。関東昇格という目標を果たせなかった4年生の思いを引き継ぎ、新体制となった立大サッカー部。彼らは来年の関東昇格を目指し日々精進する。
(11月9日・高野豪)








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