女子卓球部

〜もう一度、3部の舞台へ〜


   5月26日から27日にかけて、立大新座キャンパスで女子卓球部の春季リーグ戦が行われた。立大は現在4部Aブロックに所属し、リーグ戦では何度もブロック優勝を果たしている。そして一昨年の秋リーグでは見事3部昇格を達成。翌年度の春再び降格したものの、ブロック内では絶対王者といえる存在だった。
激戦を制した鈴木
  今リーグも1戦目の帝京大には1−3で危なげなく勝利する。しかし今季の立大は、何かが違っていた。2戦目、「チーム力が上がっている」(安井=コ4)と今季最も警戒していた明学大との対戦。稲垣(法4)が出場した第1シングルスから、いきなりデュースにもつれこむ激しいドライブの打ち合いが展開される。セットカウント3−1で1勝をもぎ取ると、第2シングルスでも安井が1セット目を取り好スタート。しかしここから相手にペースを奪われ3セットを連続で落とし、1−1で試合は振り出しに。その後のダブルス、第4シングルスも流れを取り戻せず、結局1−3で敗北。
  
3戦目の都留文大には3−1で勝利し、4戦目の立正大にもフルセットの激戦の末勝利を収めたが、2戦目の黒星が響き最終結果はAブロック2位。4部でブロック優勝を逃したのは3年前の春リーグ以来のことで、入れ替え戦出場を目指していた立大チームが受けた打撃は計り知れないものだった。

ダブルスの鈴木・安井ペア
  だが試合後の選手たちは明るい表情だった。安井は「悔しいし、がっかりした」と素直な気持ちを漏らしたが、「秋リーグでは優勝して入れ替え戦に行きたい」と、その目はしっかり先を見据えていた。さらに主将の鈴木(コ4)は「あくまで全員で(4部優勝したい)。私たちが引退してもチームの戦力は変わらないよう、後輩を育てていきたい」と話し、これからのチームを担う後輩の育成に意欲を見せた。

  3部での試合は楽しかった。でもその環境を自分の手で手放してしまった」(鈴木)。レギュラーメンバーのほとんどが昇格も降格も経験している選手で構成されている今代。だからこそ、3部への思いは人一倍強い。秋リーグこそ念願の「全員で」の4部優勝、3部昇格へ。4部のブロック王者が再び3部に返り咲く日は、そう遠くはないはずだ。

(6月7日・安藤瞳)





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