レスリング部

〜同立定期戦、41年ぶりの勝利〜


   10月7日、第62回同志社大学対立教大学レスリング定期戦において立大レスリング部が41年ぶりに勝利した。3連勝し、最後を飾ったのは上田(文4)。引退前最後の試合を華々しく締めくくった。
  「アスリート選抜入試で入学したのに結果を出せていなかった」。チームとして目指していた東日本1部昇格もならず、ベスト8を目標としていたインカレでも2回戦敗退と周囲の期待にここまで応えられなかった上田。しかし、「自分に負けたくない」。その一心で戦った今大会。第1ピリオドこそ取られたものの逆転勝利を収め、1971年から続いていた連敗に終止符を打った。 「本当にうれしかった。OBさんにも、よくやってくれたと声をかけてもらった」。
  卒業後もアルバイトをしながら格闘技を続けていくという上田。「就職して得られる安定した暮らしにももちろん魅力はあるけれど、俺のなりたい大人はそうじゃない」。安定性を捨ててでも、好きなことを貫く。怖さもあると話すが、明確な目標を持っている彼なら幾多の困難も乗り越えていってくれるだろう。
(11月6日・石谷香菜子)





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