アイスホッケー部

〜最終戦に向けて〜


  9月末から始まったリーグ戦も第9試合まで終え、ついに今週末の24日に最終戦を迎える。1部Bグループに所属して4年目の立大は、現在4勝5敗。Bグループ下位は混戦しており、最終戦を終えるまでどのような順位になるか分からない。し烈な争いとなっている。下位2校は2部との入れ替え戦に臨むため、各チームが最終戦にかける思いはひとしおだ。
  これまでの大黒柱だった学年が3月に卒業し部員が減り、ゴールキーパーは大学から競技を始めた土永(法2)が務めている今年のチーム。経験者の入部も松本(営1)の一人のみ。
点を決め喜び合う選手たち
戦力の低下は否定できないが、4月の関東大学選手権大会では格上の日体大や日大に健闘を見せた。だが、昨年は快勝していた大東大に1−10と惨敗。秋に向け不安と課題が残った。
  しかし夏の練習で体力作りのトレーニングを重点的に行うことで、1部校で一番選手が少ない逆境もカバー。60分間、最後まで走り負けない力をつけた。また苫小牧での合宿を通じ、チームワークにも磨きをかけた。高校時代に活躍した選手から大学でアイスホッケーを始めた選手までいる立大だが、「チームは本当に仲が良い、雰囲気が良い」と誰もが口をそろえる。
GK土永(左)を励ます有田
  その成果と成長はリーグ戦で存分に表れている。特に、大東大との第8戦。1−0のリードで第3ピリオドを迎えるが、中盤に2−3と逆転を許してしまった。このまま終わるのか――。しかし誰も下を向くことはなかった。残り1分半、意地を見せ同点に追い付く。そして残り6秒、松ヶ崎(社4)が的確なパスを放つと主将・水谷(社4)が執念の決勝弾を決めた。チーム全員が最後まで走り抜き、GK土永や有田(済4)をはじめとする未経験者の成長が相まって、勝ち取った一戦だった。
  最終戦の相手は専大。1巡目には2−5で敗北しており、負けなしの首位を走っている相手だ。(21日現在)チーム力を武器に勝利を収め、4年生の最後のリーグ戦に花を添えてほしい。
(11月21日・小澤かほり)





Copyright (C) 立教スポーツ編集部, All Rights Reserved.